大和市民活動センター


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★第102回共育セミナー 

ウイズコロナ、ポストコロナ時代の社会貢献活動
その6 農山村暮らしで体感したことを伝えたい
「緑のふるさと協力隊」(岩手県一関市花泉町)に参加して

 第102回共育セミナーを6月24日(土)に社会貢献活動に関わる多くの人々にエールを送り、一歩踏み出す勇気を持つ人を後押ししたいという趣旨で開催いたしました。
 今回は、当センターのサポーターで、NPO法人地球緑センターの「緑のふるさと協力隊」に参加し、1年間岩手県一関市花泉町に滞在された尾畑翼(つばさ)さんをゲストスピーカーとしてお招きして、11名の参加を得て開催しました。
 尾畑さんは、2019年から当センターのサポーターとして、センター登録団体へのインタビューをして記事にしたり、インスタグラムページ作成、ホームページ上で紹介する団体のPR動画の撮影編集などを行い活躍されていました。数少ない若手のボランティアとして、センタースタッフの苦手な部分を担ってくれたのです。(この日の尾畑さんの話を伺うと、サポーターになるきっかけは、STT(サウンドテーブルテニスクラブ:目の不自由な方がする卓球)の試合のサポートをして、生活課題を聞くというボランティアに参加して、「身近な場所で活動をする人を伝えたい」という想いが強くなったということでした)
 昨年4月、私たちセンタースタッフは、「尾畑さん、就職どうするんだろうね、ねえ誰か聞いてない?」という話をしていたところ、「NPOの派遣で、1年間一関に行きます」という情報が飛び込んできたのです。
「親御さんはどう思っているのかな」と一瞬心配をしたのですが、「そう、それは尾畑さんに合っている」と思い、継続して、あの手この手最終面の「TSUBASA’sトーク」への寄稿をお願いして、尚且つ、内容は、是非岩手県一関市の様子を感じたままレポートして欲しいという宿題を課して、送り出し?ました。
 そうしたところ、毎月、いきいきとした体験をとおした文章が写真付きで彼から送られてきました。飾らない文章が、一関の空気を想起させ、尾畑さん自身もたくましくなって行く様子が、写真の表情や体格から見て取れました。行ってよかったねと。
 今回のセミナーは、そんな彼の1年間の農山村での暮らしを市民の皆さんに伝える場を設けたいという想いで開催いたしました。
その様子のエッセンスを当日、尾畑さんから提供をしていただいた写真や資料をもとにご紹介します。

                        編集・文責:船越 英一 イラスト:望月 則男

 
 「緑のふるさと協力隊」はNPO法人地球緑化センターが主催し、農山村の暮らしに興味のある若者が、地方の組織を拠点に1年間、農業や地域行事の手伝い、地域交流おこなうものです。(NPOがサポート・仲介役をしています)
 隊員が派遣された地域は、隊員の行動力・感性を活かして地域づくりを勧めます。派遣された隊員の中には、その地域に定住する人もいるそうです。
 若者は、「学びの場」、「お金や物質ではない豊かさを知りたい」、「田舎暮らしで人との繋がりを感じてみたい」という動機があるようです。

 

 

 作業を長続きさせる方法を知っている
 上の2枚の写真は、セミナーで尾畑さんが「農作業の合間」の食事、おやつ時間の写真として紹介されたものです。雑談をしながら作業することも多かったということですが、辛い過酷な農作業をみんなで協力して続けるために、必要なことなんですね。尾畑さんは、温かい人に囲まれて「そこにいてくれるだけで嬉しい」と言われる関係が持てたことに感謝をしていました。
 米の値段は下がっても、すぐに辞めるわけにはいかない。周囲から米作りを任されているのだからと、40枚以上田んぼを管理しているけれど、負担は次第に大きくなる一方で、自動化なんて全然。そんな現実があるようです。
活動拠点は、農事組合法人なつかわファーム 一関市役所花泉支所産業建設課

花泉は1年間過ごしただけですが、思い入れもありますし、地域の人たちとも知り合いになったから、ちょうど白鳥の時期だから行ってみようとか、お米の収穫の時期だからまた行ってみようと思うこと多いですね。友だちとかも呼んで、ふるさとみたいになっていく先に、地域おこしの試みが繋がって、実を結ぶ。

 

当日のアンケート(抜粋)

●花泉(一関市)での体験がこれからの人生のどこかで役に立つといいですね
●25歳のこの経験は誰にもできないすばらしい体験です。お金には変えられません。焦らないで尾畑さんも自分の人生をせんたく下さいませ
●1年間の活動が大変よくまとめられています。地方との各種交流ができましたね。大変良かったです
●人生100年この1年は必ず実になります
●市民活動センターのサポーターになったきっかけなど興味深かったです
●今、自分の居場所で何ができるか、大事なメッセージをもらった気がします。私たちの食料を生産する方々、地方の現状が厳しいとよく感じました
●よい経験をされたと思います。学びも多かったようです。これからそれらが生きることに役立つと思います。活躍を期待しています
●一関の花泉が尾畑さんの「第2の故郷」になるでしょう
●手書きの文書資料も多く、ご苦労されたのが伝わりました
●地方活性化、若い方々への支援制度がまだまだ浸透されていず、地方への応援制度を広めるのも大事ですね