大和市民活動センター

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★第59回連続共育セミナー

「活動の展開から見えてきたもの」
  〜補助金事業から協働事業へ〜

広報用チラシ(PDF)

 

2013年9月21日(土)10:00〜12:00に行われた連続共育セミナーの内容(概要)をお伝えします。

 

参加団体:
栄養サポートやまと
社会福祉士の会「やまと」
食のアトリエ
NPO法人やまとCAPひまわり

 

市民活動推進補助金を活用しての活動から、行政との協働事業へと活動を発展させた団体が集合。補助金を活用しての感想や、協働事業の効果などについて本音トーク。活動のヒントが得られるかも?

 

 

 

内容

第1部
【栄養サポートやまと】
昭和55年、保健所の呼びかけで地域の栄養士が集まりました。平成9年から自主勉強会を開き、平成21年に「栄養サポートやまと」というグループになりました。

(補助金事業から協働事業へ)
栄養サポートやまとは、市の嘱託職員として乳幼児健診にも行きます。3歳児健診では「子どもが野菜を嫌がる」という相談が多いのです。この問題を解決するにはどうしたら良いかと考えた結果、妊婦さんに離乳食について教えるのが良いということになりました。そこで妊娠期のママ・パパをターゲットにこの事業を行うことにしました。
平成22年度市民活動推進補助金「はぐくみ」に応募し、同年から「プレママ・パパ チャレンジ離乳食教室」を開始しました。同時に、市と事業を行いたかったので次年度からの事業開始のために、平成22年度協働事業等提案に応募しました。

平成22年度 市民活動推進補助金事業として「プレママ・パパ チャレンジ離乳食教室」を開始。同時に、協働事業等提案に応募。
平成23年度 協働事業「プレママ・パパ チャレンジ離乳食教室」を開始(平成25年度までの3年間)。協働のパートナーはこども総務課。
平成25年度 協働事業等提案に応募し、平成26年度から協働事業「チャレンジ離乳食教室〜これからママ・パパになるあなたへ〜 &ステップアップ離乳食教室」を開始する。

 

(補助金事業、協働事業を行なって)

離乳食教室を開くには調理室や調理器具、配布する資料なども用意する必要があり、資金が必要です。そのために市民活動推進補助金に応募しました。協働事業では、協働のパートナーである大和市こども総務課が母子手帳配布時に「チャレンジ離乳食教室」、4か月児健診時に「ステップアップ離乳食教室」のチラシを配布して広報を行います。また、市が行う「プレママ・パパ教室」の後、そのまま参加できるように日程、時間を設定しています。コンスタントに毎回20名位の方が参加しています。このような広報や会場の設定ができることは協働事業ならではの良い部分だと思います。

 

「プレママ・パパ チャレンジ離乳食教室」
http://www.city.yamato.lg.jp/web/ikusei/tyare.html
妊娠期の女性と夫を対象に、離乳食のスタートを体験してもらう教室で、月1回開催しています。妊娠期の女性の最近の傾向としては、「料理が苦手」「食について関心が低い」「やせ型思考」があげられ、また、乳幼児健診では、「子どもが噛めない、飲めない」という相談が寄せられています。雑誌やインターネットなどの情報は多いけれど離乳食について体験する機会はあまりないですし、妊娠期は食について考える良い機会です。「大人の食事の基本」「離乳食の必要性」を学び、「離乳食開始期のおかゆのつくり方、野菜のつぶし方」を体験し、離乳食期の不安をなくします。だしの取り方の実習では、ポトフを作って試食し、だしの良さを感じてもらい、だしをとりわけして離乳食に使えることを体験してもらいます。教室開催後のアンケートでは「だしを取る気になった」「バランスのとれた食事が出来るようになって良かった」という感想があります。

「ステップアップ離乳食教室」
20組のママと赤ちゃん(5〜6か月児)を対象に隔月で開催しています。教室に入りきれないので、残念ながらパパの参加はお断りしています。赤ちゃんといっしょでママたちのコミュニケーションも進み、離乳食開始前のママの不安をなくします。


 

【NPO法人やまとCAPひまわり】
CAPとは子どもが知恵と力を使って暴力から自分を守るためのプログラムです。CAPには大人ワークショップと子どもワークショップがあります。

 

(協働事業へ)
平成16年度の協働事業提案に応募し、平成16年から平成19年度まで事業を行いました。そして、平成20年度の協働事業提案に応募して継続の事業として決定され、平成21年度から23年度まで、3年間協働事業を行いました。この間、大和市内12校、100クラス弱の子どもたちにワークショップを行いました。平成18年から23年までの6年間は、夏の教職員研修で先生方にワークショップを模擬体験してもらい、CAPがどういうものであるか感じてもらうことができました。

(協働事業を行なって)
教育委員会のメールボックスを使って事業の案内をしてもうらことができました。また、校長会で5分間、CAPの説明をすることができました。 学校のカリキュラムが増えて時間が取れなくなり、CAPを学校で行うことができなくなったため、平成23年度で一旦やめましょうということなり、平成23年度協働事業提案(平成24年度事業開始)には応募しませんでした。CAPプログラムは有料であり、料金なしではできません。協働事業として半額料金にしましたがやればやるほど負担が増え、それでもがんばってやってきました。現在も、市内で継続して行っている学校では同じ料金にしています。 協働事業として7年間行いましたが、「学校に広める」ということが課題として残りました。学校に広まらないのは、やまとCAPひまわりから直接学校に働きかけることができないからだと思いました。たくさんある夏の職員研修の中でCAPプログラムに29校(各学校1名参加)が毎年参加してくれたのはすごいことだと思います。そこで先生方が体験するとみなさん高く評価してくれますが、それを学校に持ち帰ってやってもらうのは難しいようでした。


 

【食のアトリエ】

平成14年10月、「子どもに本物の味を伝えたい」「地産地消」「野菜嫌いの子どもを減らしたい」と 、生活クラブ生協の組合員でグループを立ち上げました。

 

 

(補助金事業から協働事業へ)
平成17年度大和市市民活動推進補助金事業「めばえ」に応募して補助金5万円をいただき、大村直巳氏の講演会を行いました。食に関心のあるお母さん60名が集まりました。平成18年度は市民活動推進補助金事業「はぐくみ」に応募して16万円をいただきました。市農政課と学校給食の先生の協力で地産地消のレシピ集を3000部作り、児童育成課にお願いして健診の時に配布してもらいました。 また、8月に「親子大和の野菜もぎとりクッキング」を開催しました。 子どもたちは親に連れられて嫌々来たようでしたが、自分の気に入った野菜を数本収穫してもらうと帰り道はルンルンとしていました。その野菜で「夏のポトフ」を作りました。五感を使って自分でとり、作り、味わうという体験で、「五感を大切にすること」の大切さを改めて感じました。
しかし、参加するのは食に関心のある親とその子どもです。食に関心のない人にも参加してほしいと思い、平成20年度協働事業提案に応募しました(事業は平成21年〜23年度)。平成20年4月〜10月に市内のえんどうりんご園の協力で「大和りんごプロジェクト『りんごと暮らす一年』」という企画を全3回開催しており、平成21年度は協働事業「親子大和の野菜もぎとり&クッキング」として、5月に市内の農家の協力を得てトマトのもぎとり&クッキングを行い、大和小学校エリアの20組の親子が参加しました。6月に「やまとまとスタンプラリー」、12月に「のぞいてみよう!やまとの野菜&直売所」を開催しました。 平成22年度は平成20年に行った『りんごと暮らす一年』を絵本にまとめました。 6月に「やまとまとキャンペーン」、8月に「やまとりんご親子育っキング」、 10月に「手づくりうどん親子食育っキング」 と「りんごとくらすいちねん」原画展を開催しました。平成23年度は4月に2つのランチツアー(千本桜めぐりランチツアー、桜の散歩道お花見ツアー)、10月に「地元の新小麦でうどん打ち!」、11月に「アトリエちゃんのスープ教室」を3回開催しました。

 

 

(補助金事業、協働事業を行なって)
平成21年度のトマトのもぎとり&クッキングや大和小学校エリアで行いました。いろんなエリアでできるといいという意見が栄養士さんや保護者から出ました。農政課から農家の紹介もあり、計画が立ち上がったところで学校側ではできないということになり、チラシの配布もできないということになりました。そこで急きょ、鶴間直売所の見学&クッキングとなり、冬なので参加者は少なかったのですが、直売所の周知につながったと思います。3年間の協働事業で学校からのチラシ配布は了承していただけませんでした。チラシの配布をしないと、農家周辺エリアの親子に周知が行き渡らないので、1つの課題と思いました。協働のパートナーである農政課、保健給食課、こども総務課から「食のアトリエは独自に事業が進められる」という評価がありました。投げ出されたという印象もありましたが、協働事業を行ったことで、栄養士さんから給食の話が聞けたり、大和産の食材のことを教えてもらえたり、つながりができたことで行政に頼んだり協力を得られるようになりました。

 

【社会福祉士の会「やまと」】
社会福祉士の会「やまと」は、神奈川県社会福祉士会に所属している大和市在住の会員の有志で結成している会です。

(補助金事業から協働事業へ)
認知症サポーターを100万人養成し、認知症になっても安心して暮らせるまちを目指す「認知症サポーター100万人キャラバン」という活動があり、社会福祉士の会「やまと」もやってみようということになりました。市高齢福祉課から、市内にはすでにいろいろな講座があるが実際の活動につながりにくいと聞き、どうしたら活動につなげていけるのかを考え、 認知症の方とお話しするときに具体的な手法としての「回想法」をリーズナブルな形で市民に届けられればと、平成23年度市民活動推進補助金事業「めばえ」に応募して「認知症サポートのための講習会開催事業」を行いました。3回の講座を開いた結果、「またこういう講座をやってほしい」「どこに相談したらいいかわからない」という意見ががあったので、平成24年度は市民活動推進補助金事業「はぐくみ」に応募し、「認知症サポーターの実践講座」を開催し、 「回想法とは?」「レクリエーションとは?」「相談先は?」 と講座の内容がわかるリーフレットを作成しました。 平成25年度協働事業提案に応募し、公開プレゼンテーションを経て協働事業として推進されることが決定され、平成26年度から「認知症サポーターのための実践講座」を開催します。 認知症の方は回想法を通じて意欲が起きてきたりするので、講座を聴いた人が実際に使ってもらえるようにできたらいいなと思っています。 これまでのアンケートでは「今回から実際にやってみます」という人がいたので、協働事業の講座でどんどん仲間が増えていけば嬉しいです。

 

 

(市民活動推進補助金事業を行なって)
市が介護予防教室で「実践講座としてこういうものがあります」と宣伝してくれて、また、会場の確保を早くしてもらえたことが良かったです。

 

 

第2部
フリートーク

 

・栄養サポートやまとは協働事業の成功例だと思う。
・CAPプログラムは本来は教育現場で自主的に取りあげるべきと思った。

・市から講座等の告知をしてもらえるようになったのは、先に協働事業を行っていた団体がずっと言い続けてきたからだと思う。後の団体がやりやすいようになって良かったと思った。

・場所の確保としては協働事業は安全でいいと思う。
・市は信頼のある後ろ盾になっている。

・「プレママ・パパ チャレンジ離乳食教室」は本来は市の事業とした方が良いのではと提案したがだめだった。一方で行政の仕事になると自由なことができなくなるという面もある。
・「認知症サポーターの実践講座」は市の「介護サポーター養成講座」の後に受けてもらえるようにしたらいいと思う。
・協働事業は3年ごとに提案する必要があり、今年度の協働事業等提案公開プレゼンテーションで協働推進会議委員から意見が出たように、継続して行われている事業については市のしくみとして事業にしていく時期にきているのかなと思う。
・CAPは市民団体が行うことに意味がある。相模原市はCAPに委託し学校でワークショップを開いている。


 


 

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