★第105回共育セミナー
今回の第105回共育セミナーは“学んで活き活きとした活動をしよう”ということから名付けられた「学活きの会」⇒「がくいきの会」代表 芝原重喜さんのお話です。
30名を越す盛況で、このチャンス!いきなり「自己紹介」から始まりました。「この人、近所だから…」「私の幼馴染よ…」「小さい頃から知ってるわ…」3名の市議も「がくいきの会」“先輩支援者”の中に加わって開場は大盛り上がり♪
次に活動報告があり、主な活動の紹介です。
「ふれあいサロン(南鶴間茶OH)」
老後も健康で生き生き過ごせることを目指し、種々のイベント<談話、簡単な体操、脳トレ、ミニゲーム、健康講話やミニコンサートなど>
「オレンジカフェ(認知症カフェ)」
認知症になっても住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるよう、気軽に集うことができる交流の場
「文化作品展 (趣味の作品展)」
趣味の作品を多くの方々に見てもらい、懇親の場を設けようと 文化作品展 木彫り、動く木工作品、手芸、絵画、写真、絵手紙、習字、保育園児の作品などを展示企画
「健康ウォーク(遊歩の会)」
“健康作りは歩く事”と大和市や近隣のウォーキングコース、名所・旧跡などを散策。
休憩時間、丁度スケジュール調整を組まれた市長がベテルギウスに寄って皆さんに挨拶。来られたばかりの市長さん…手を引っ張られて何やら健康運動にかり出されました。コグニサイズ*という“運動と認知トレーニング“に大奮闘♪。
やってみると「あれっ?できない!」「難しいよ…これ!」
(*)Cognition認知+Exercise運動=合成語Cognicise
この後、3班に別れての“グループワーク”に入りました。活発な意見の後、各班からの発表がありました。日頃 老人会・自治会・社協等を通しての色々な意見が述べられました。
地区活動を通じて臨場感ある貴重な意見をメモしたところ、皆さん共通の悩みを抱えている様に感じました。
〇近所の話合い等も遠のいて孤立化が深まっている
〇老人男性はサロンなどに来づらいのではないか?
〇若者とのコミュニケーションが極めて少ない
○自治会とシニアクラブとの連帯強化が必要
○学区や防災区域で仕切られた自治会等考え直すべき
○希薄な地域のつながり⇔自治会加入率の減少
○市民後見人の育成とバックアップ体制を!
〇会員の高齢化により関連行事の開催が困難に…
〇公共施設のバリアフリー化推進
今日のセミナーもそうですが、「がくいきの会」の行事にはサポーターの方々がいつも大勢います。自治会や子ども会、老人会の方々もみえます。そして活動範囲もコミュニティーセンター域、自治会域、学区や下部団体の領域に関係なく“住民の繋がり”を掲げて高齢化社会の中でリーダーシップを発揮して活躍しています。この様な芝原さん達仲間を羨ましく思い、またこんな地域の繋がりを見習いたい気持ちでセミナーに参加していました。盛り上がったワークショップを時間で締めるのは残念でしたが、皆さんの笑顔に包まれたこのセミナーに参加できて有意義な時間を過ごせました。
文とイラスト:望月 則男