★第23回共育セミナー
「共によりよく生きたい 育ちたい」
2009年7月27日(月)に行われた連続共育セミナーの内容(概要)をお伝えします。
お話は小島篤子さん
(NPO法人日本交流分析協会インストラクター・TA心理カウンセラー
元大手企業カウンセラー、現在は独立し“TA Works”を主催。
カウンセリング&企業のメンタルヘルス研修を行っている。)
内容
今回は登録団体の「共育の〇(わ)」さんの協力を得て、“共によりよく生き 育ちたい”をテーマに、相手とのよりよいコミュニケーションのとり方を学びました。幾つかのワークをはさみ、存在を確かめ合う関係づくりを体験しました。
<ワーク>
・部屋を自由に動き回り、たくさんの人と出会って自己紹介し、お互いの共通点を見つける。
・表情が全部違うくまの絵のカードから、今の自分の気持ちを表したくまを見つける。カードを使って隣の人に自分の気持ちを説明する。
・隣の人と「条件付きのストローク」を交わしてみましょう。
・隣の人と「無条件のストローク」を交わしてみましょう。
ストロークは「相手の存在や価値を認める働きかけ」と交流分析では定義します。
肌のふれあい(なでる、さする、おんぶする)、心のふれあい(ほほえむ、うなずく、相手の話をよく聴く)もストロークです。無条件のストロークの例には「山田くん、おはよう」「あなたのこと大好き!」などがあります。条件付きのストロークは「その服、よく似合うね」など。思っていることを素直に伝えると条件付きでも無条件のストロークに近いものとなります。
また、対人関係を損なう心のからくりにディスカウント(値引き)があります。これは自分や相手の存在・能力・感情などを無視したり、過小評価、または過大評価すること。
肯定的ストロークの出し惜しみをしていませんか?誉められたとき、素直に受け取れないことはありませんか?―自分のストロークやディスカウントのクセ(生きグセ)に気付いて、コミュニケーションを活性化させましょう。
プラスのストロークをたくさんもらい、参加者はハッピーな気分で帰路につきました。