大和市民活動センター


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★第90回連続 オンライン(ZOOM)共育セミナー

箸育(はしいく)講座
〜いつから始める?箸トレーニング


講師:平沼 芳彩さん(NPO法人みんなのお箸プロジェクト)
              (礼法講師・箸文化講師)

 

新型コロナウイルス感染症の影響により集合形式のセミナーが出来なくなった今、

お試しに人数を絞っての会議室とリモートでの参加で開催しました。

 


「日本人の一生は箸に始まり、箸に終わる」という言葉で始まったセミナーにZoomで参加しました。
生後100日目の「お食い初め」は、一生食べることに困らないように願いを込めて箸を揃え、家族で祝い膳を囲む「箸の始まり」。亡くなった人のお骨を拾うのが「箸の終わり」。
箸の種類の説明では、漆塗りの箸の塗りが剥げてきたら、買った店で塗りなおしてもらえるとのこと。知らなかったです。でも、残念ながら塗りなおしてもらうほどの高級品は使っていないことに気が付いた現実。
子どもにお箸を持たせるタイミングは、両手を広げて片足で立てるようになったらとの説明に、成長に個人差があるのでなるほどと思いました。
お箸の長さは「1あた半」がベストの長さとのこと。「あた」という単位は親指と人差し指を直角にした対角線の長さと説明を受け、今使っているお箸がジャストの長さより長いことが分かりました。高齢者が筋肉の衰えによってお箸が持てなくなったら、1cm短い箸にするとよいとのこと。
小指と薬指が離れないようにしっかり握って、親指と人差し指、親指と中指を交互にパクパクさせる訓練を、子どもと一緒に遊びながらやることを薦められた。これは高齢者の介護予防訓練としても有効だと思いました。

 

これがスムーズにできるようになると、正しい箸の持ち方ができ、細かいものもつまめるようになるという説明に納得でした。
迷い箸、刺し箸、差し箸、探り箸、渡し箸などマナー違反などの説明もしていただき、箸文化の奥深さを知ることができたセミナーでした。
会議室にての参加者には、セミナー終了後に個人的にアドバイスをします、と講師の平沼さん。参加したお子さんは正しくお箸を使って、食事を楽しめることでしょう。
子育て世代のお母さん、お父さんに是非、お薦めしたいセミナーです。
保育園や幼稚園でのセミナー開催が増えるといいと思いました。コロナ感染の拡大が収束したらですけど...