大和市民活動センター


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★第95回連続共育セミナー

オンライン併用ハイブリッド型ワークショップ
私たちの「子ども食堂」こんな活動しています!!
各団体の活動報告を聞いて、意見交換しましょう!!

 

「子ども食堂」=「地域の居場所」わにわに食堂、たまめし食堂、スマイルダイニングの活動報告とグループに分かれての意見交換を行いました。

連携のコーディネーターが必要
近ごろ、「子ども食堂」の存在が広く一般に知られるようになってきました。「子ども食堂」を必要とする家庭が増えて認知度が上がったということならば、複雑な気持ちになるのは私だけではないと思います。「子ども食堂」=「貧困」と定義づけられることに抵抗を感じています。

 「わにわに食堂」は、子どもたちが自分でおにぎりを作れるようにと、食事とは別におにぎりの作り方を教えているとのこと。ご飯さえあれば、おにぎりを作って食べることができる。生きていく力を身に付ける実践と感じました。
食事以外のボランティアとして「ちくちくボランティア」の存在は魅力です。お年寄りの方たちが食堂で使う布巾(ふきん)をちくちく縫ってくださっているとのこと。
ちくちく縫う作業を子どもたちにも教えてあげてほしい。そこから子どもたちとお年寄りのつながりができ、縫うという技術の伝承にもなるのでは?との意見に、宮元純子さんはいいアイディアをいただきましたと、受け止めてくださった。
その柔軟さが地域の親子が何かあったときに寄れる頼もしい場所となっていて、笑顔でつながることの大切さが実践されていると、うれしく感じました。

 「この子に来てほしいという子どもたちがいた」ことがきっかけで、「たまにはみんなでめしでも」との思いで始めた「たまめし食堂」は、地域のみんなの心と関係を育てる場所として存在していると語った滝本圭さん。

寄付された食材や物資が使いきれなかったものをおすそ分けするフードバンクミニ版が「たまたく」。
衛生面で課題のある子どもたちを「たまには風呂でも」と銭湯に連れていく「たまふろ」と、現場から見えてきた必要な活動の広がりに感服しました。
朝ごはんを食べさせたい等、やりたいことが増えているとも語り、子どもたちが大きくなってからも来られる場所でありたいと、どこまでも寄り添う姿勢に感動を覚えました。

 みんなが笑顔になれたらとの思いで名付けた「スマイルダイニングHANA」は、上和田いちょう団地で第2、第4日曜日に小学生40人くらいにお弁当を配布。大人と子どもが交流する機会になればと、無料チャリティバザーを開催したり、野菜を育てて保育園児に収穫体験させたり、スタッフとお友だち感覚になれたらいいなとの思いで音楽教室やリトミックを実践しているとのこと。
  防災面も含めてつながっていきたいとの思いで、地域の自治会の方たちの協力をいただいていますと語った市原信行さん。
大和市内の「子ども食堂」とつながりたいとの市原さんの希望で開催が決まった今日のセミナーは、情報交換の場となったことは確かですが、連携の第一歩となれたのでしょうか。連携をコーディネートするコーディネーターが必要だと思いました。市民活動センターがこの役割を担うのか、論議を待ちたいと思っています。                                 (サポーター:石川美恵子)