第12回目となるカッコーフェスタはこれまでで最高のお天気に恵まれました。来年4月の移転を控え、この場所では最後のカッコーフェスタとなります。11月の最初の日曜日に開催しました。

カッコーフェスタは第1回目から大和商工会議所主催の「やまと産業フェア」と同日開催をし、会場のやまと公園へ向かう人々がカッコーフェスタにも来場してくださいました。同じ敷地のお隣だった商工会議所は昨年移転し、産業フェアの会場も変更になったため、人の流れが変わる心配から、昨年のカッコーフェスタはイオンモール大和・ライトコートをお借りして開催しました。 最後のカッコーフェスタとなる可能性もあり、また、毎年参加の団体からはこれまでと同じように市民活動センターで開催してほしいという要望があり、今年は従来通り市民活動センターを会場として開催することになりました。

初参加団体は5団体ありました。グローバル・マム・サポート(GLOBAL MAM SUPPORT)は「健常者の方はもちろん特に障がい者（統合失調症、うつ、ニート他ハンディキャップを持った方で通院、専門家等々の受診を受けている方）や定年後の再就職・再雇用（延長）など将来に不安を感じている方が明るい幸せな未来を築けるようカウンセリングの専門的手法を用いて支援するボランティア活動グループ」です。入口ドア近く、優しい微笑みで訪れる方を待っていてくださる姿が印象的でした。

スパイシーな憲法学習会はあめをつなげて作ったかわいいネックレスに「スパ憲訳」の憲法条文がついている「ハッピーキャンディー」を販売し、来場者と交流しました。好きな条文のネックレスを選ぶのも楽しいですね。

日本ケアトランポリン普及協会は、ケアトランポリンの体験会を行いました。主に高齢者の体力向上のために使用されている1人用の手すりのついたトランポリンです。トランポリンの上下の揺れが心地よく誰でもつい笑ってしまうほど楽しいです。数分でかなりの運動量というのも魅力的でした。

NPO法人ペイン・ヘルスケア・ネットワークークは「慢性的な痛みに対する正しい対策を国民の誰もが知っている社会を創る」ため活動する団体です。カッコーフェスタでは「肩こりチェックテスト」を実施しました。 理学療法士さんの団体なので安心感と頼りがいのある雰囲気でした。このカッコーが活動の初めというお話しでした。

大和地区日中友好協会は1時間の「おもしろ！中国語講座」を開催しました。漢字のことからパンダの名前「香香（シャンシャン）」までわかりやすくて本当に面白く、不思議と心の落ち着くような時間でした。

やまとケナフの会は11年ぶりの参加でした。「来場者は少ないかも…」とスタッフの懸念をお伝えすると「それでもいいですよ。最後と聞いたので」と参加してくださいました。打ち合わせ会で他の団体の方から「久しぶりですね！」と声が掛かっていました。はがきサイズの枠でケナフの紙を漉いて、ハートなどの小さな色紙を散らして、アイロンで乾かして葉書を作ります。10分ほどでできました。小さいこどもたちから大人まで、葉書づくりを楽しんでいました。

毎年参加の「レギュラー団体」のみなさんは、今や「阿吽の呼吸」でスタッフと一緒におまつりを作り上げてくれる頼もしい存在、カッコーフェスタの屋台骨です。吊り看板の場所やテントの設営・片付けなど、スタッフより詳しい方もいます。雨の日、北風に震えた日も共に乗り越えてきました。レギュラー団体の安定感に、今年登録したばかりの団体と、久しぶりの団体が参加してくれる嬉しさが加わり「カッコーフェスタ」が出来上がります。

仕事を断って（？）毎年来てくれる大道芸のラッキーさん、こどもたちを楽しませてくれるおりがみサークルやバルーンアートのみなさんもおまつりに欠かせない存在です。大道芸やバルーンアートはスタッフにも人気で、1日だけの弟子となって教わっています。おりがみ作品は、認定NPO法人いきいきフォーラム草の根支援がネパール、チーム ピース チャレンジャーがバングラデシュのこどもたちにプレゼントしたり、カッコーフェスタ参加団体の絆も生まれました。

今年は「人が全然来ないのでは」という懸念があったので、当日配布するチラシに「コーヒー券」を付けました。大和商工会議所のご厚意で産業フェアの会場で配らせていただくことができ70名程の方がセンター内の受付に作ったコーヒースタンドを訪れました。外のテントにもほど良く来場があり、一同ほっとしました。

カッコーフェスタ前の外回りの草取りと掃除に来てくださった方、必ずテントの設営・片付けに来てくださる方、いつも手伝ってくれる高校生のみなさん、そして、ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました。