FMやまと
やまとっこ☆みつけた2010年の放送
第1・3・5火曜日午前9:00〜10:00はFMやまと(77.7MHz)へスイッチON、
朝ラジ☆ホッとスクランブルで「大和市民活動センターだより
『やまとっこ☆みつけた』」をON AIR!
大和市民活動センターに登録の市民活動団体が続々出演中
2010年
第119回 12月21日 大和市フィルム・コミッション設立準備会
フィルムコミッション (FC) はテレビや映画の撮影を誘致する活動をする団体です。 2 年前に 大和市 市制 50 周年記念の映画「わが街・やまと」が作られ、その時の出演者で「ドラマティックカンパニー Yamato50 」という団体を作りました。その Yamato50 の中で FC の活動をしてみようと今年準備会を立ち上げました。
ドラマや映画には住宅街や裏路地、家族団欒などのいろいろなシーンが出てきますので、名所である必要はないのです。市民のみなさんにも個人宅や会社、通りなど、撮影に使える場所の情報をお寄せいただきたいです。 大和市 には日常的なシーンが撮影できるたくさんの場所があります。また、街のいいとこ探しは多角的に見てください。「ビューティフルライフ」というドラマで常盤貴子さんが亡くなる公園のシーンは 藤沢市 のお墓で撮影しました。お墓も角度を変えると公園に見えます。そして、 1 本の映画、ドラマがヒットすると国を越えて人が訪れるのですね、韓国ドラマの「冬のソナタ」がそうです。象徴的なものとしては映画「ローマの休日」で、いまだに真実の口にみんなが手を入れて役になりきって楽しんでいます。昭和 47 年に CM で使われた北海道の 美瑛町 にあるポプラの木は今でも観光名所として人が訪れ、地域財産になっています。
撮影隊が来て宿泊や食事、買い物などの直接的な経済効果もあります。湘南藤沢 FC ではそれまでは無料で貸していた市役所の廊下などを目的外使用ということで 1 日 2 万の使用料とし、年間 1 千万円となったこともあります。俳優さんがおいしかったものなどもブログに書いてくださったりする効果もあります。
市民のみなさんにはこの場所でこの俳優さんに演じてほしい、「冬ソナ」の似ている風景があったら「じゃあ、ここでぺ・ヨンジュンとチェ・ジウを呼んで実際に撮ってみよう!」とどんどん夢を膨らませてどんどん提案していただきたいです。そうしてお勧めの場所をデータベース化していきます。また、商店街の撮影なども普段その通りを使っている地域の人がエキストラとして出た方が自然な動きができて作品の質もあがります。市民の方がありのまま、日常のスタイルで出てこられるのが実は素晴らしいのです。街もいろんな角度で見ていくと、大和という街はこんなに魅力的な街だなというのが市民の方、また来ていただいた人が感じると思うのです。そのきっかけづくりにこのフィルムコミッションというものをうまく活用したい、撮影を一つの手段として、 大和市 がどれだけ魅力的な街になるか、どんな魅力的なものを発信できるか、そういうことをやっていきたいと思います。
平成 23 年度から 大和市 役所にご協力いただき 大和市 フィルムコミッションは正式に設立されます。 大和市 ではすでにドラマ「フリーター、家を買う」、 NHK 「天才!テレビくん」などの撮影が行われています。
(メッセージ)
誰でも気軽に、日々の生活の視点でぜひとも関わっていただきたいと思います。ぜひ情報をお寄せください。一緒に大和を盛り上げましょう! 大和市 観光協会 046-260-5799
連絡先 大和市観光協会
第118回 12月7日 社団法人 大和青年会議所
社団法人大和青年会議所は「明るい豊かなまちづくり」を目的として社会貢献、地域貢献といったボランティア活動、街おこし運動を行っている団体です。現在メンバーは 36 名(女性 2 名)です。新しい企画は理事会に提議し「どういう意味があり、どういうふうに地域貢献できるのか」など 3 〜 4 回の会議で話し合った後に、企画として進めるかどうか決まります。企画したものが発展して地域の活性剤として成り立った場合、後は NPO 団体などに託します。青年会議所の活動としてはここまでで、また新しいものを作り出していきます。
今年初めて行った「 Y1 (ワイワン)グランプリ」は、 2009 年 11 月くらいから企画立案書を作りましたが最初は具体的なものがなかなかできませんでした。 3 店舗くらいの小さいものでもいいからやってみようとしていたところ、今年の 1 月に市役所から「 Y1 グランプリ」のたたき台を作ってほしいとの依頼がありました。最初は何をしていいかわからず、何から始めればいいかというところから勉強してまずは基盤だけを持って市役所に行き、朝 9 時から午後 3 時までの会議をして持ち帰り、また 2 日後には会議をするという繰り返しを 1 か月くらいしました。参加店舗はみんなで手分けして大和中の店舗を回りましたが、 1000 食というハードルもありなかなか店が集まらず苦労しました。それでも最終的には 14 〜 15 店舗の応募があって安堵しました。また、本来はボランティアさんをお願いして大規模にするといいのでしょうが、第 1 回目ということで慣れないことで事故があってはいけないので今回は JC の先輩方にお願いして当日のスタッフをしていただきました。慎重に、お客さんにどう並んでもらうかなども練習して、絶対に安全であるように気をつけました。当日は大人気で Y1 グランプリは成功し、街おこしの起爆剤になったのではないかと感じています。
その他の活動としては、 3 月に学校の先生を講師にお招きして、大和に住むたくさんの外国籍の子どもたちの置かれた現状を地域の方に知ってもらう講演会を開催しました。外国籍の子どもたちは日本語を話せますが読み書きができなくて勉強が遅れてしまっています。また学校の 3 者面談の時にも両親が仕事を休むことができずに子どもが一人で面談するのです。雇用者の方、地域の方にこのような現状を知っていただき、少しでも状況が改善されればと思います。そして、この講演会は小学生を対象とした無料の塾「大和塾」につながりました。大和塾は保護者の方の評判も良く、参加したお子さんからも感謝の手紙をいただいて嬉しかったです。 8 月には一番若い 21 歳の女性のメンバーが企画したいじめ問題に関する講演会を行いました。毎年 10 月には「キャンドルナイト」を開催してこちらも好評です。
(メッセージ)大和青年会議所はメンバー同士仲が良く、みんなで支え合って事業やいろいろなことができる団体です。また、 40 歳で卒業ですので、今ある自分の中のいいものを見つけて開花できる機会となりますのでぜひ参加してみてください。ぜひ仲間になって一緒に活動して大和をもっと大きくする原動力となりましょう。よろしくお願いします。
第117回 11月30日 awish(あうぃっしゅ)
昨今の児童虐待のニュースを見ていて悲しいなと感じていました。娘が生まれてからより一層自分に何かできないかという気持ちが強くなり、今年の 7 月に「 awish (あうぃっしゅ)」というママサークルを作りました。自治体などの子育てサロンに行ってみても年代が合わなくて仲間になれずにやめてしまったり、私もそうだったのですがこういう経験をされている方は結構います。「ボランティア活動」という一つの目的があればいろんな年代の方、いろんな系統のお母さんが参加しやすいのではないかと思います。 awish は児童虐待撲滅を目的としながら、お母さん同士の交流を重視しています。自分からサークルに参加するお母さんはいいのですが、子育てに疲れていたり、積極的じゃないお母さんにも呼びかけるために駅前やコンビニなどでチラシを配るなどの活動をしたいと思っています。
(協力団体「くじらのしっぽ」手塚さんのお話)
虐待をしている人は自分がいけないとか、自分がだめだとか、すごく自分を責めています。でもその人自身が親に振り向いてもらえなかったなどの体験をしていて無意識に自分の子どもに同じような接し方をしてしまいます。自分のことを全部受け止めてもらえるという体験は取り戻せると思っています。そして、子どもを怒りつけたり、手をあげても、そこにちゃんと意味があるんだよという言葉がすごく支えになっていかれるみたいです。行き詰まって困っていることなどを安心してさらけ出せる場が少ないのです。それを「 awish 」のような育児サークルで雑談の中でも出せるというのはすごいことだと思います。
「 awish 」のメンバーは SNS の mixi (ミクシィ)に「ボランティアママサークル awish 」というコミュニティを作って集めました。 mixi の日記に大変だったことなどを書くと「うちもそうだったよ」ってメッセージをくれたり、みんな共通しているのがいいお母さんでも育児に悩んだり、イライラしてしまう自分を責めてしまったりということです。「みんなそうなんだな」と思うと一人でもんもんと悩むよりも前向きになれますね。
(メッセージ)育児に疲れていたり行き詰まっているママさん、私も同じ育児に悩んで時には 1 歳にもまだ満たない娘にイライラしてしまう本当に未熟な母親なんですけれども、どんなに子どもが可愛くても、育児は回りのサポートや協力や理解がないと楽しいばかりではなく大変なんだということをすごく痛感しています。目上の人の意見が必要な時もあれば、友達同士で悩みや不安を分かち合ったり、自分自身がちょっとゆったりした気持ちでおいしいものを食べたりする時間や空間が必要な時もあると思うので、 awish はそういうちょっとでもホッとできる楽しい場になればと思っています。また、 awish には手塚さんがいてくださるので、ただ友達と愚痴を言い合う場にならないように、交流しながらもみんなで正しい知識をつけて前向きに育児ができる場になればと思っていますので、気軽に参加していただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。
第116回 11月16日 さがみ生活クラブ生協 大和コモンズ
生活クラブは世田谷に住んでいた主婦たちによる「牛乳を集団飲用しよう」という運動から始まり、 1968 年に「生活クラブ生協」ができました。 1977 年には大和にも準備支部ができ、安全で安心なものを使おう、食べようと戸別訪問をして組合員さんを集め、「さがみ生活クラブ生協大和コモンズ」という団体に成長しました。現在組合員は 1280 名弱います。
生活クラブでは農産物から畜産物、冷凍食品や缶詰類などの加工品、石鹸類、肌着類、化粧品などいろいろ多岐に渡って取り扱っています。これらは消費材と呼んでいて、原材料や入っているものは全てわかっていますし、組合員が関わって工場見学などに行き、間違いないと確認も取れています。そして生産者が暮らしていけるかなどを含めて適正価格で提供しています。
生活クラブに入ったきっかけは、真夏にパンを買っておいたときに腐らないことに気付いて、そのまま 3 週間経っても腐らない、その不思議さを肌で感じておかしいことに気付きたことからです。そんな頃に大和に越してきてお向かいさんに生活クラブを薦められました。
私たちは特に運営委員をしていますので、より多く生活クラブのことを知ってもらおうということを日々考えて伝えることを毎日毎日悩んでおります。消費材は適正価格の中でやっているので CM などの広告料はその中には含まれません。それは全て私たちの手でやらなければなりません。キャラバンなどで地域に車などを出しながら、実際に消費材を直接見ていただいたり試食もしていただいたり、チラシも入れさせていただいています。また、生産者さんを呼んで熱い思いを語ったいただいたり、調理会をしていかに消費材を使いこなすかをみんなで楽しくやってみたりしています。組合員じゃない方には生活クラブを知ってもらって、組合員の方には消費材の良さを知ってもらう活動をしています。
班による配送では大先輩の方に家族のことや子育てなどいろんな話を聞いてもらったり、相談に乗ってもらったりのコミュニケーションができて楽しいです。個別の配送でもそこから一歩踏み出すと知り合いがたくさんできて、それが生活クラブの活動に関わった副産物というか、とてもありがたいです。
(メッセージ)みなさんに生活クラブ生協を知っていただくために日々いろんなことを考えて行動しています。ぜひ生活クラブという名前を耳にしたら「ああ安心で安全なものが手に入る場所だな」と思い出してください。よろしくお願いします。
第115回 11月2日 カッコーフェスタ'10 参加団体
「カッコーフェスタ」は 大和市 民活動センターの登録団体がお互いに交流し、そして市民のみなさんに向けて活動を PR するお祭りです。「 大和市 民活動センター 市民活動団体交流まつり」という名称の、市民活動の「活」と交流の「交」から「カッコー」と名づけました。今年で 5 回目となります。鳥の「カッコー」ともかけて「カッコちゃん」がマスコットです。
大和市 民活動センターにはたくさんのイベントがありますが、毎月の「連続共育セミナー」ではゲストのお話を聞き、その後にお茶を飲みながらおしゃべりをして交流しています。夏の終わり頃には登録団体同士の交流ということで「登録団体交流会」を行い、そこからさらに交流の輪を広げながら、今度はカッコーフェスタで市民のみなさんに向けて自分たちの活動を PR する…という流れになっています。特にカッコーフェスタは「みんなでつくって、みんなでやる」ことを大切に、打ち合わせ会を 5 回行って参加団体と一緒に意見を出し合いながらお祭りを作り上げています。毎年「やまと産業フェア」と同日開催で、 2 日間で 3000 人を超える人がセンターを訪れます。
=====参加団体======
(柳とあそぼう引地川)
引地川のふれあい護岸を守り育てていく活動をしています。引地川の自然が復活したシンボルであるハグロトンボの工作をして、川やその他のことをみんなで一緒に考えたいです。
(ラボ)
子どもたちと一緒に英語で物語の世界を遊んだり歌ったり踊ったりしている団体です。大きな絵本を使って「はらぺこあおむし」の英語と日本語の読み聞かせをします。一緒に歌って踊りましょう。
( WE21 ジャパン大和)
無償で提供していただいた不用品とリメイク品を販売し、収益をアジアの女性の自立支援に役立てるお店をしています。支援先のフィリピンの山岳民族の女性が栽培したしょうがを煮て作ったジンジャーティーも販売します。
(協働チーム)
大和市 民活動センターと 大和市 役所市民活動課が協働事業を PR します。
「カッコーフェスタ」は 大和市 民活動センターと市民活動団体の手作りのお祭りです。みなさん趣向を凝らして日頃の活動を PR しますので、市民活動を知りたい方はぜひいらしてください。市民活動をされている方は優しくて話好きな方が多いです。ゆっくりお話したい方もぜひいらしていろんなことを話していただきたいと思います。
第114回 10月19日 日本オオカミ協会
日本オオカミ協会は最初は野生動物や森の研究者の方たちによって 1993 年 8 月に発足しました。現在は北海道から九州まで 240 名ほどのメンバーがいます。自然の生態系を復活させるためにオオカミを導入し復活させようと活動をしています。
日本では明治時代になってオオカミは近代化を妨げる野獣、牧畜に被害を与える害獣として鉄砲や罠で絶滅させられてしまいました。危険な動物というイメージがありますが、実際は広いテリトリーの中で 5 〜 6 頭の家族からなる群れで主にシカを食べながら山の奥で静かに暮らしていて、人に対しては大変用心深く、クマやイノシシのように人に出会って危害を加えるような可能性はとても低い動物です。
日本の森の生態系の中で頂点にいたオオカミが絶滅し、この頂点の部分は人間がハンターとしてシカやクマ、イノシシを捕ることで代わりとなりました。しかし 40 年前に 50 万人いたハンターは現在では 10 万人を切ってしまい、また平均年齢も 65 歳を超えてしまっています。そのため、シカ、サル、イノシシなどが増える一方となり、森の木の皮が食べられ、草は枯れ、根も張らなくなったために土が流れ出し、土砂崩れにような状態も起きています。先週伊豆の天城山を見てきましたがこの 10 年ほどの間でこのようなことが起きたのです。シカは全国で 100 万頭以上いると思われます。里山によく出てくるイノシシによる農業被害額が昨年は 50 億円、もう少し奥に暮らしていたシカによる被害も 50 億円でイノシシを初めて上回りました。増えすぎて里に下りてきて畑を荒らすようになってきたのです。生態系のバランスが完全に土台から崩れているように感じます。
海外ではオオカミが持つ捕食者としての大事な役割が広く理解されるようになり、多くの国で保護されるようになっています。オオカミやピューマが絶滅に瀕していたアメリカの各地では生物の多様性が消え、山や川の自然が破壊されていく中で捕食者の重要性が論議され、イエローストーン国立公園にオオカミが導入されました。 2 年間に 31 頭のオオカミを放し、それは 15 年間で 200 頭に増え、逆に 1 万 6000 頭いたシカは昨年の調査では 7,000 頭まで減ったそうです。そのうちの 8 割はオオカミの捕食ではなくオオカミがいることでシカがストレスを受けて行動が変わったり、妊娠率が下がるなどの「リスク効果」による減少だと報告されています。
(メッセージ)オオカミの再導入や復活を目指すというと荒唐無稽な極論だと思う方もいると思います。オオカミを危険な肉食獣だと思っている人もいるでしょう。イエローストーン国立公園のオオカミの再導入は大成功を収め、オオカミがシカの繁殖力をコントロールしたり自然を蘇らせる力があることがわかりました。シカが悪いわけではなく、シカもオオカミもいて初めて生態系は健全に機能すると考えています。生態系の機能を復元させることが一番重要です。ぜひ国民広くみんなで考えていただきたいとなと思います。
10 月 23 日(土)東京・青山にてセミナー。イエローストーン視察報告、南アルプス猟師調査、オオカミに関する意識調査の報告など。
10 月末に北海道でオオカミの飼育施設見学とセミナー。
11 月 6 日(土) 7 日(日)カッコーフェスタに参加します。
第113回 10月5日 内山の街づくりを考える会
江戸時代から「内山」と呼ばれている内山地区は 大和市 の最北部に位置し、約 6,000 人が暮らす地域です。地区の半分が市街化調整区域のため下水道や道路の排水の設備がなく、雨が降ると水たまりになり、道路が侵食されて穴が開いてしまいます。また、道路が非常に狭く、救急車や消防自動車がやっと通れても曲がることができないなど、住民は危険な環境に置かれている地域です。このようなことを解決するため行政に問題を提起し、また、自分たちの街は自分たちで作ろうと平成 15 年 1 月に会を発足させました。活動 7 年目の昨年( 2009 年)秋に市街化調整区域から一歩前進して「特定保留地域」に格上げされましたが、その先にある市街化編入を目指して今いろいろと活動しています。
「内山の街づくりを考える会」は自治会と絶えず連絡を取り合い、表裏一体の活動となっているところに特色があり、また街づくりは別々ではだめだと感じます。
平成 21 年度は 大和市 市民活動推進事業として「内山地区の道路アメニティ向上マップづくり」を行いました。まず内山地区の全道路の道路幅を測定し、その後「段差でこぼこ道路」「冠水水たまり道路」「交通事故危険道路」「狭隘道路」「植栽・電柱等のでっぱりのある道路」に区分し、 1 つの項目を 5 〜 6 名で調査し、現状と問題点を把握して地図にし、どのように解決するか、どこに相談するかを協議してそれを小冊子にまとめて全自治会員に配布しました。今年度内には信号や速度制限標識の設置の申し入れをし、家の前に水が出て病人を車に乗せられないという住民の方の声を聞きましたので、早急に解決できるように市の方と協議をしたいと思っています。問題を 1 つずつ解決するように進めています。
平成 22 年度は「わが街の資源再発見事業」を 大和市 市民活動推進事業として行っています。昨年度は悪いところを直そうというものでしたので、今年はいいものを次の世代に引き継いでいこうという考えのもと「住民によるわが街の宝さがし」として公募を行いました。「自然資源」「景観資源」「生活文化資源」「歴史的資源」「人的資源」に分けてまた調査を行い、内山の活性化に繋がるようなものを細かく探し出しています。今回の宝さがしの中で「つるま自然の森」を散策した時は日頃はわからない森の中に野鳥や草花があり、小学生や中学生にも毎年散策させてみたいという思いに駆られるなどいろいろな発見ができました。
その他、「大和歩行者専用道路」の内山地区の部分に公募から「ほほえみ通り」という愛称をつけ、朝夕に散歩する方に非常に喜ばれました。また、植え込みが張り出している家で、特別な事情のある家のところには自治会から人を出して枝の刈り込みなどもしています。さまざまな活動を経て平成 19 年には「 大和市 まちづくり賞活動部門賞」を受賞しました。
(メッセージ)この 2 年間は市民活動推進事業を通して全力で活動し、これからの街づくりに必要となる貴重な基礎資料を作り上げるよう努力して参りました。来年度は内山独自の街づくりの方法を確立して参りたいと考えております。みなさまにはぜひお力添えをお願い申し上げたいと切に願っております。
内山の街づくりを考える会 (事務局 046-244-6495 )
第112回 9月21日 一般社団法人クロスオーバー大和
クロスオーバー大和は、不登校・ひきこもり傾向にある方々や発達障害などにより社会的に支援を受けることが難しい方々の支援を行うことを目的として、平成 22 年 4 月 1 日に設立した一般社団法人です。 3 つのプログラムを行っています。
「ぷらっとほーむ」は午前中が小学生から高校生の不登校のお子さん、午後が成人を対象として居場所の提供をして、創作活動や PC 、運動、学習などをしています。「フリーステップ」は放課後の学習や生活をサポートするもので、学習塾に生活技術を身につける部分を含めたようなところです。学童保育プラス学習塾プラス生活のお稽古ができる場と捉えていただければと思います。「オリーブ」は就学前のお子さんで、言葉が少しゆっくりかなぁとか、お友達と遊ぶのが少し苦手かなぁとか、成長していく中で手助け、サポートがあればみんなと関われるというお子さんをサポートしています。
福祉系の専門学校で教えていた頃、みなさん自分の未来を作っていきたいと入学されるわけですが、それぞれの方が抱えている課題が相当に重く、また学校にいる 2 〜 3 年の間に解決できないような難しい問題を抱えた生徒さんもいました。専門学校で資格を取得しても福祉の職場や利用者さんとうまく関われずに仕事を辞めてしまう卒業生もいました。そういった方たちが苦しくなったら逃げて来られるような場、自立を準備する場を作りたいという思いからクロスオーバー大和はできました。また、どういう風に子どもと接していいかわからないお母さんも多くなっていて、お母さんの問題もすごく大きいと感じています。お母さんが自身が「苦しい」「大変」と言っても大丈夫、「そうだよね」と言ってくれる場所、そういうところから始まるのかなと思います。今後は電話相談や、当事者の会の人たちが自分たちのことを自分たちで伝えていけるようなサポートをしたいと考えています。
(メッセージ)
・ひきこもり、不登校のお子さんを抱えているご家族の方へ
ご家族だけで解決することがはとても難しく、長期化するほどに複雑な問題が増えてしまいます。どうか勇気を出してなるべく早くにいろいろな人の助けをかりてください。
・ひきこもり、不登校のご本人の方へ
独りで悩まないでください。ネットの掲示板でも無名の電話相談でもかまいません。外につながりを求めてください。
・周囲の方へ
ご本人、ご家族と少しでも接点があったら、孤立化させないでください。年齢を問わず、人間にとって孤独は最大の脅威です。挨拶だけでもかまいません。お天気の話だけでもかまいません。笑顔でたわいもない話をする小さなつながりの中に、穏やかな安らぎがあるように思います。
一般社団法人クロスオーバー大和 046-283-3622
第111回 9月7日 くじらのしっぽ
大和市中央林間 で 16 年くらい「心の相談室」などをやってきましたが、 2009 年 4 月から「くじらのしっぽ」としてスタートしました。「くじらのしっぽ」は無意識の世界から命の働きのようなものがパッと浮かんでくる様子を、広い海を悠々と泳ぐくじらのしっぽがピュッと水面に現れる様子になぞらえてつけた名前です。生きにくさを乗り越えてきた人たちが、今度は他の人をサポートして一緒に育っていこうと現在 5 名で活動しています。
「くじらのしっぽ」は個人セッションや電話セッションなどを行っています。セッションでは多くの方が同じようなプロセスをたどります。具体的には子どもを怒鳴りつけたり叩いてしまって長く悩んでいた人に「すごく腹が立ってイライラするんだね、その感覚を体で感じてみるとどんな感じになるかなぁ?」と語りかけます。すると「胸が苦しい、肩が重い」などいろいろ出てきます。いろいろ出てくるのは何かを伝えようとしているはずなので「どうしてほしい?ちょっと肩に手を当ててあげてもいい?」と手を当てます。私はその方じゃなく、「肩」や「腰」に「こんなに痛かったんだね、もしかしたら『こっち見てよ』と言ってたのかもしれないね。あなたがそこにいるのがわかったよ、一緒にいるからね、何か言いたいことがあったら教えてね」と声を掛けます。体と心ってすごく不思議なんですね、それだけでその人の体が安心する、。そうするといろいろ不思議なことが起こって来ます。温かさを感じているうちに、母親からいつも怒鳴られていたことや、父親も毎日母親を怒っていてとても怖かったことなどを思い出します。その後いくつかの感情をたどって「悔しい」という思いが出てきます。「悔しい」というのは生きる力なんです。せっかく生まれてきた命をちゃんと生きたい、だけどそれが潰されてきたことに対するすごい悔しさが出てきて、そしてしばらくすると「私は悪くない、私は叩かれるような悪いことは何もしていない」とはっきり出てきます。さらに進むと親もどうしようもなかった、親が悪いのでも自分が悪いのでもない、自分の感情が出せてそのまま受け止められて、抜けられない世代連鎖というのがどうやって起こってくるのか本当に訳がわかると本当に体の細胞一つ一つが蘇ってくる感じで姿勢から表情から本当に変わります。いろんな方が最後におっしゃる言葉は「一人でもわかってくれる人、味方になってくれる人がいたら戦える。ずっと会いたいと思って求めていた人に出会えた気がする」ということです。人間は生命の歴史の中に愛があるけれど、それは外からもらって初めて目覚めるものなんです。
「『あなたにはあなたの良さがある。あなたにはあなたにしかできないことがある。人と比べなくていい。人のようにならなくていい。あなたはあなたをいっぱい生きていけばいい』そんなことをいつも思っていますし、そういう生き方を一人一人していきたいなと思っています。その時に本当に人と協力し合えて生きることができるって思っています」
講演会「いのちをはぐくむ子育ては親子の愛着の絆から」 9 月 18 日(土) (PDF)
ワークショップ「いのちをはぐくむ子育て」(全6回) 10 月 2 日(土)から( PDF )
くじらのしっぽ 046-276-0137
第110回 8/31 柏木学園高等学校 短歌書道部
「短歌書道部」は短歌や書道を中心に活動する部活です。書道部などは他の高校にもありますが、短歌と書道が合体した部活は他にないと思います。短歌と書道を両方やる人もいますし、短歌だけ、書道だけの人もいます。他に剣詩舞などもあります。顧問の先生の「心に筋肉をつける」という言葉に従い、運動部さながらの厳しさの中で、楽しいことや苦しいこと、悔しいことなど全て経験しているとても楽しい部活です。部活動を通して部員はお互いに成長しました。
活動内容は、書道展に出す作品を顧問の濱谷先生に見ていただき、文字を直す作業をします。短歌はたくさんの歌人の作品を見たり、大会に出て勉強したりします。私たちの部はボランティアもしているのですが、老人ホームの方と触れ合って、その時の情景を短歌にしたり、毎日が少しずつ違って、いつも違う心情があって、それを短歌にしています。
====活動で感じたこと、エピソード、====
(たかみねさん)コンクールや大会を重ねるうちに、顧問の先生のご指導の大切さを知り、苦しみや喜びを部員と共有しあうことができるようになり、より絆を深めることができました。
(たけざわさん)大会で 1 番目に出場した時に、出だしで違う詩を歌い始めてしまったこともありました。私のおかげでみんな緊張がほぐれたとプラスの考えで開き直って乗り切り、師匠にも「誰もが一回はやる」と言われましたが悔しかったですね。詩舞も一緒だったので申し訳なかったです。
(はしもとさん)九州で行われた短歌の全国大会で 2 位を取れたことが嬉しかったです。
いろいろ見たもの、本やマンガのイメージを重ねていって作った気がする短歌です。
(せいのさん)とても人見知りだったのですが、この部活動に入ってボランティアをしていくうちに人見知りではなくなってきて、すごく嬉しいです。
====全国大会 2 位のはしもとさんの短歌をたけざわさんが吟じました====
「缶を蹴る カランと音が悲しくて 少年時代は帰ってこない」
(メッセージ)部活に入ってボランティアをしてみて自分が変われたり、高齢者福祉施設に足を運ぶことも楽しいので、みなさんも、特に高校生の方はボランティアをしてみてください。人生の中で大変なことや辛いことはたくさんあると思いますけれど、大変な時は大きく変われる時だと思います。何事にも一生懸命取り組んで、部活やボランティアに挑戦してほしいなと思います。
連絡先:大和市民活動センター 046-260-2586
第109回 8月17日 柏木学園高等学校 短歌書道部 先生とOB
世間で事件を起こす 17 歳がたくさんいて問題になっていた頃、心に悩みを持っている子どもたちが生きる場、表現手段を持てる場、居場所を作っていけたらと思い、短歌書道部を作りました。最初は部活動をしていないなど目的のない子たちに声を掛けていきました。
普段の活動としては放課後に書道室に集まって短歌を作ったり書道をしたり、水・土曜日には 大和市 民活動センターで作っていただいたスケジュールに沿って老人ホームを慰問したり、子どもの施設に行ったりしています。その他には神奈川県高等学校文化連盟の生徒委員会もしています。詩吟に合わせて書を書く書道吟や、今年からは剣詩舞も始めました。詩吟に合わせて剣を持って踊るのが剣舞、扇を持って踊るのが詩舞です。今年は阿波踊りの放送も務めさせていただきました。その他には展覧会やお芝居、映画を見に行ったり、高文連の全国大会や短歌の全国大会であちこち行ったりし、大会の前後に遊んだりします。この部は目的を探している部活、人生の目的を探すために集まったメンバーがたくさんいますからお金と時間はかかりますけれど寄り道、実体験が大事かなと思います。
活動理念として部員にはいつも「心に筋肉をつける」という言葉を言っています。「礼に始まり礼に終わる」もいつも言っていて、挨拶をしなかった時には呼び出して叱りますし、努力は裏切らないのだから「今 5 分あるから何ができるか」とそこまで自分を追い込んで物事に対してがんばっていく姿勢を示してほしいということも言っています。試験前と短歌の締め切りが重なった時など生徒は泣き言をいったりしますが「 1 日、 2 日寝なくても死にはしないんだ、がんばんなさい」って言います。「鬼」と言われますけれど、やっぱりいつかわかる時が来ると思います。
短歌は心の表現の出会いですが、続けることによって心の成長の軌跡みたいなものが残っていきます。親とけんかした時に詠んだ短歌、失恋をした時に感じた家族に対する気持ち、高校を卒業してからもポロポロッと当時の心境が出てきたり、いろんな経験をすることが心を成長させていきます。いろんなところへ出て行っていろんな体験をもっともっと深めてほしいと思います。生徒たちの作品を鶴間駅近くの美容室「カットサロンみどり」さんが展示してくださっています。美容室を訪れた方がそれをご覧になって今の高校生がどんなことを考えているのかというのを見ていただけたら、美容室から帰ったお母さんはさらに美しくなっているんじゃないかなんて思いました。
「本校の生徒たちは市民の方たちと同じように地域に根ざした活動をがんばっています。これからも一緒に作業する機会があるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。心と心の関係を育んでいく仲間としてがんばっていきたいと思います。また、年 1 回アンソロジー作品を一緒に発表してくださる方、作品と展示してくださる所がありましたらご連絡ください」
柏木学園高等学校 046-260-9011
大和市 民活動センター 046-260-2586
第108回 8月3日 引地川水とみどりの会 こどもエコクラブ
引地川水とみどりの会の「こどもエコクラブ」は引地川のそうじややごの調査をしている小学生から中学生まで 16 名のグループです。着替えだけ持って気楽に参加できます。
●川そうじでのエピソード
(小学 4 年生 あつしくん)最初の川そうじで、水かまきりという珍しい虫を発見した。
(小学 4 年生 ららさん)普段は鯉ややどかりを見ます。魚はなかなか捕まえられないので捕まえたら嬉しい。
(小学 4 年生 こうせいくん)ざりがにを軍手をしないで捕まえたら、中指を挟まれてながなか離れなかったことがあります。まだ傷が残っています。
(小学 4 年生 みおさん)川のゴミを拾うだけじゃなくて、生き物も見られて楽しいです。
●川そうじでの嫌なこと
(ららさん)嫌なことは、ざりがにの手が落ちていることです。
(こうせいくん)鴨がよくざりがにを食べているのでその破片だと思います。
(みおさん)鯉がちょっと怖いです。
(こうせいくん)鯉は上から見たら遅く感じるけど、下から見たらすごく速く泳ぐからびっくりする。どこにいるかわからないから。
(ららさん)前に死んだもぐらが流れてきました。
(あつしくん)いろいろな生き物が観察できるところが楽しくて、嫌なことは上履きの中に石が入って痛いことです。
●実際に川に捨てられているゴミを見てどう思いますか?
(あつしくん)なぜ川に捨てるのだろうと思いました。
(こうせいくん)どうして生き物が住む川に平気でゴミを捨てられるのか。
(みおさん)すごく汚いし、たまに自転車とかもあるから、すごく危ないです。
(ららさん)川にゴミを捨てたら生き物たちが死んじゃうから捨ててほしくない。
(メッセージ)
昔は自分たちも川で遊んでいるだけでした。でも川そうじをやるようになってから、このきれいな川はそうじしていることに気付きました。川にごみを捨てたことがある方はこれからは捨てないでください。生き物や自然を大切にしてください。きれいな川を守るため、ぜひみなさんも川そうじに参加してください。よかったら「こどもエコクラブ」に入ってください。
次回の引地川のそうじ 8月7日(土)、9月4日(土)
年間の予定表(PDF)
第107回 7/20 引地川水かわくだり実行委員会
大和市 を源流として藤沢の海に注ぐ全長 21km の引地川をきれいにしたいという思いから「引地川かわくだり」は始まり、昨日 7 月 19 日に第 21 回目を開催しました。引地川を上りながらゴミを拾う「川のぼり隊」は 51 名、ふれあい広場で川で遊びながら生き物の生態調査をする「川あそび隊」は 75 名、こどもから大人まで総勢 126 名の参加がありました。
========参加した湘南工科大学 3 年生の感想========
(なかごめさん)川あそび隊では網で魚を捕まえて匹数や種類を数えました。最終的には 8 種類 158 匹が確認できました。「遊びながら」ということで男の子たちはザリガニの大きさを競ったりして、すごく楽しめました。身近にあるようでなかなかない貴重な環境です。
(かわばたさん)川の中に入ってインスピレーションを感じました。都会の川、日頃見ている川じゃなくて田舎に来たような感じがしました。また、小学生、中学生がたくさん参加していて、地元の川に親しみを持って参加しているのだなと感じました。
(しみずがしらさん)トンボが大好きなので、ハグロトンボの群れがひらひらと、黒い羽が光の反射で輝いていてとても綺麗でした。小さい頃に自然で遊ぶといろいろなものが得られます。生き物がいっぱいいる楽しい環境があるのに行かないのはもったいないです。
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コンクリート護岸だった頃はメダカが一種類しか確認できなかった引地川が自然護岸になり、引地川で活動するグループたちが川と遊んで川を綺麗にする活動をずっと続けてきて、 2004 年の第 15 回引地川かわくだりの時には 大和市 から絶滅したと言われていたハグロトンボが大復活し、今年の 6 月の調査では 969 頭を数えました。他にも準絶滅危惧種と言われているナカイミクリという、いがぐり坊主のような実がぽつぽつとついている植物が生息し始めました。神奈川県には引地川と箱根の湿生植物園でしか見られない植物です。トンボも増えてきて、トンボの調査の時にはアオモンイトトンボ、 6 月にはコオニヤンマのヤゴ、今回の川くだりではサナエトンボなど綺麗な流れのある川にしか住まないトンボを見つけました。
川に入るとこどもたちはやりたい放題、捕まえたい放題、心の感じるままに石をめくってみたり、葉っぱをめくってみたり、いろんなものを見つけて大興奮でした。周りに大人の目がいっぱいあるので親も安心でした。婚姻色でブルーと赤の綺麗な色になっていたオイカワやアブラハヤ、ヨシノボリなどが捕まえられるとワクワクします。
「ゴミは捨てないこと、お友達と一緒に来ること、雨の時には絶対に川に入らないことを守って、どんどん面白くて楽しい引地川に遊びに来てください」
8 月 7 日(土)ハグロトンボ調査を行います。小学5年生以上なら誰でも参加できます。
連絡先: 大和市 民活動センター 046-260-2586
第106回 7月6日 カットスタジオみどり、他
(「カットスタジオみどり」足立原さん)
鶴間の二条通りで美容院をしています。夫の母のときからやっていますので 57 年になります。子どもが 4 人いて、仕事をしながら子育てするのは本当に大変なのですが、商店街やお客様たちが育ててくれたという思いがあり、恩返しというか地域のために何かできることがあるのじゃないかという思いから大和市民活動センターを訪ねました。そこで「第 5 回やまと国際交流フェスティバル」参加準備のお手伝いで来ていた柏木学園高等学校の生徒たちと出会いました。その時は折り紙を教えてあげたりして楽しかったです。その後、イオンモールで開催された「大和市市制 50 周年記念共催事業 大和市市民活動推進補助金事業 ドラマティックな絵画展」に出展された高校生の絵が市民活動センターにあったので、店内に飾らせていただいたら「高校生らしい素晴らしい絵ですね」とお客様の反響がすごかったんです。今は高校生の短歌をたくさん飾っているのですが、楽しいだけじゃなく、言葉に重みがあり、今の子どもたちの思いが感じ取れます。お客様も「普通に勉強をしているだけじゃないのね、いろんな心を持っているのね」「私たちもがんばらなきゃ」といろいろ感じたり前向きになったりされています。その他には、職場体験ということで美容院に高校生に来てもらいましたが本当に丁寧な仕事をしてくれて感動し、ここでもお客様が「若い子たちがいると元気をもらえるわね」と。いろいろなことをお互いに感じられる場所があるといいなと思いました。
(「カットスタジオみどり」お客さんの吉田さん)
足立原さんとは不思議なご縁で出会い、もう 20 年になります。高校生の短歌を見て、子どもたちは親には言ってないことでも「あの時はちょっと悪かったな」と思い、どこかで表現する機会を持っているのかなとか、どこかで気付いてくれればいいやと最近思うようになりました。そういう意味でみなさんの力を借りて子育てすること、子どもがいろんなところへ出て行くのはとてもいいことだなと思っています。
( 大和市 民活動センター [ 拠点やまと ] 副会長 小杉)
大和市 民活動センターは今年度、「事業者の参加する『新しい公共』」を1つのテーマとしています。「新しい公共」とは難しい言葉に聞こえますが、お互いに助け合って住み心地が良い 大和市 をつくろうという、その仕組みのことです。その存在や動き方でまちづくりに大きな影響を持っている会社や商店が、経営と地域社会への貢献を両立させる知恵というのは一体どういうところにあるのか…今回は「カットサロンみどり」さんのご経験を通して学びました。ぜひたくさんの商店や会社の方に 大和市 のまちづくりに参加していただきたい、その企画を今年度の模索を通じ、提案していきたいと考えています。
大和市民活動センター 046-260-2586
第105回 6月29日 やまとプロムナード古民具骨董市
大和駅前の活性化と駅前プロムナードの有効利用を目的として 1998 (平成 10 )年 4 月から毎月第 3 土曜日に「やまとプロムナード古民具骨董市」を開いています。 67 店舗から出発して、現在は 227 店舗が集まります。
古民具骨董市は実行委員と業者さん、その他に地域の団体(商工会議所、協同組合やまと商業活性化センター、駅商店会)の代表、この 3 グループが一緒に運営しています。毎月1回の実行委員会で予算や予定を決め、年1回の決算報告を含めて、誰から見ても明確な行事運営をし、市にも報告しています。当日はインフォメーションセンターとして本部を設置し、迷子の預かり、苦情などなんでも受け付けています。会場の運営は管理部長が行いますが、朝 2 時に来て業者さんのマス割のテープを貼ります。業者さんはやはり1番早い方は 2 時から、北は福島、西は金沢、富山、静岡、京都、兵庫などから来ます。古民具骨董市は 6 時からですが、その前からお客さんが来ています。業者の中でも市場ではなく自分で集めてくる人のところには他の業者さんがまず買いに行きますよ。場所は借りた時より綺麗にして返すのですが、風のある時以外はゴミはほとんど出ません。車があまり止められないので撤収が大変です。
古民具骨董市は 227 店舗ありますから、一回りするのに2時間かかります。初めての方は「これが骨董品なのか、自分の家にもある」という見方でも楽しめますし、1つのジャンルを決めているコレクターの方はお店の人に「こういうものを集めている」と話しておいてもらえれば、業者さんは日本中を歩いていますから「あの時大和でこう言われたから」と品物を揃えてくれ、また翌月来ていただけるとコレクトできて、どんどんどんどん自分の決めたジャンルのコレクションがたまっていく楽しさがあると思います。プロの方にも満足していただけると思います。また、スタンプを集めると業者さんが揃えてくれた素敵な品物がもらえる「お宝カード」が本部にありますので、こちらも楽しみになさっていただきたいと思います。
今 227 店舗ですが出店を希望するところが待っているほど盛況です。「日本一」の古民具骨董市を目指して、もっと出店できるよう行政と交渉中です。観光も、「日本一」のものもない 大和市 で、人の力を持って日本一をつくりたいのです。
「第1回から雨が降っても雪が降っても風が吹いても中止がなく、逆に雨の日には出店数が減っても売り上げが伸びています。来場者で 大和市 の方は 2 割いないかなというくらいです。大和の古民具骨董市は 13 年目を迎えて、いろんな方がお見えになっています。基地が近いせいか外国人の方が和箪笥のようなものを担いで帰る姿も見かけたり、プロのコレクターの方から初心者の方まで楽しめますので、健康なそよ風が吹く中での骨董市にぜひ1度ご来場いただきたいと思います。」
第104回 6/15 市民のための介護保険をつくる会
国が介護保険制度を検討し始めていた 1998 年 9 月、 1 人の女性の「介護の問題は党派を超えていろんな声を結集してできる活動よね」という声から、、良い制度になってほしい、具体的なことを地域で考えたいという思いから、私たち自身も介護保険を知っていこうと会を立ち上げました。メンバーは 100 名前後です。
会の活動としては最近は施設の見学を重ねています。制度の中でいろいろな種類の施設があり、実際に見学することでこれから先自分がどうしたいかということを考えるきっかけづくりのような企画となっています。会報には施設の客観的な情報と共に「高いと思った」「ちょっと狭いと思う」など参加者の率直な感想を載せていて施設にもお伝えしています。
その他の活動として、「安心して住み慣れたところに住み続ける」ためにはどうしたらいいか、また施設に入らざるを得ない人、施設に入りたい人、さまざまな方への情報提供として映画の上映会や、事業者の方にお話を聞くなどをしています。会の設立当初は介護保険のサービスをどう使うかという視点でしたが、 10 年経つと「自分たちが本当に最後まで自分らしく生きる、生き続ける」ということに関していろんなことを取り組むようになりました。そのためにホスピスのなどについて真剣に考えるようになり、 2009 年 11 月の 10 周年記念講演では看取りまでしてくださる「めぐみクリニック」の小沢先生のお話をお聞きしました。一般的には多くの方が望んでいても最後を看取っていただける、それも自宅でという形には今はなっていませんが、それをどうすればいいのかということを考えさせられる大きなきっかけとなりました。 12 回目の総会では地域の施設で責任者として働いている若者に集まってもらいシンポジウムを開きました。高齢者の方から「そこでお世話になりたい」という声が上がりましたが、サービスを提供する事業所の状況は厳しく、若い人たちがずっと働き続けられる職場であるようにもう少し改善されてほしいと思いました。
10 年以上続けてきていろいろな相談を受けるようになっていますが、その中で若い方が自分の親を介護しなければならなくなった時に、いろんなことを知らないためにどんどん悪い方向に転がっていくという状況をいくつかお聞きしています。介護を利用する側、施設側、お互いの事情を知っていればトラブルにならなかったのでは?と思うような初歩的なことからだんだん感情や問題がこじれて修復ができないところまで行ってしまうのですが、結局は介護されるご本人が一番嫌な思いをなさっています。間に第三者がいればいいと思いますがなかなか難しいのです。
「介護は本当に難しいですがいろいろなことを私たちに教えてくれます。介護する立場のご苦労もありますが、人間的な関わり合いの感動的なお話も聞いています。ぜひ若い方に入っていただき、一緒に考え合っていきたいと思っています」
6 月 22 日(火) 大和市 勤労福祉会館 3F ホール 映画『私の葬送日記』と松原惇子講演会
連絡先: 大和市 民活動センター 046-260-2586
第103回 6月1日 大和市役所 市民活動課
市民活動課から、平成22年度市民活動推進補助金制度、協働事業等提案制度、新しい公共を支える市民活動補償制度のご紹介をさせて頂きます。
まず、市民活動推進補助金制度のご紹介です。市民活動推進補助金とは、「大和市新しい公共を創造する市民活動推進基金」を活用して、補助金を交付し”新しい公共”の担い手となる市民活動を支援するための制度です。対象となる事業は、新しい公共の創造に参加する意思のある市民、市民団体、事業者が行うボランティア活動などの非営利の市民活動であって、主な活動場所が大和市内にあるか、活動の運営拠点が市内にある活動や事業です。活動の規模やテーマは問いません。ただし、宗教、政治に関する活動を主たる目的とするもの、並びに選挙に関する活動を目的とするものは除きます。また、市から他の制度により補助金の交付を受けている活動や協働事業も除きます。
市民活動推進補助金には、新たな市民活動を立ち上げるため、または、立ち上げたばかりの活動を対象とする「めばえ」と、すでに実施している活動をより発展させるための「はぐくみ」の2種類の区分があります。補助金額は、「めばえ」は5万円以内、「はぐくみ」は20万円以内となります。なお、補助金の申請回数は、「めばえ」は、1申請者につき1回、「はぐくみ」は、1事業につき1回までです。
4月15日から5月14日までの1ヵ月間募集したところ、「めばえ」3件、「はぐくみ」3件の計6件の申請をいただきました。「めばえ」には中央林間南地区街づくり委員会の「住宅火災警報器取付推進事業」、くじらのしっぽの「アタッチメントサポートセンター事業」、一般社団法人クロスオーバー大和の「発達障害児・者等の支援活動整備事業」の3件の申請がありました。「はぐくみ」には、栄養サポートやまとの「プレママ・パパチャレンジ離乳食教室」、内山の街づくりを考える会の「わが街の資源再発見事業〜住民活動による地域の宝探し〜」、チームピースチャレンジャーの「平和を構築する写真展『子ども達の未来のしあわせの為に』」の3件の申請がありました。
これらの申請について、公開選考会を6月5日の土曜日、午後2時から勤労福祉会館3階ホールで開催いたします。事業内容の説明が応募者から行われ、補助金交付団体の選考が公開の場の中で行われます。どなたでも参加することができます。
(※申請された6件全てに市民活動推進補助金が交付されることに決まりました。)
次に協働事業等提案制度についてです。協働事業等提案制度とは、市民、市民団体、事業者、市が、お互いの提案を出しあって、協力しあいながら、みんなのために役立つ仕事をしていくための制度です。市民の誰もが参加でき、経過をすべて公開しているのが特徴です。
4月15日から5月14日までの1ヶ月間提案募集をしたところ、2件の提案をいただきました。この提案は市民の方から提案をいただく「市民提案型の協働事業提案」で、2件とも新規の提案です。
1件目は、栄養サポートやまと提案の「プレママ・パパチャレンジ離乳食教室」。2件目は、 NPO 法人大和市腎友会提案の「障がい者と地域住民のふれあい体験を通じた共助・共生社会の実現を目指す事業」です。
6月13日の日曜日、午後1時から、勤労福祉会館3階ホールで、提案者の方から、提案についての説明が行われる、協働事業等提案発表会が開催されます。どなたでも参加することができます。
その後、7月10日の土曜日、午後1時から勤労福祉会館3階ホールで、協働事業等意見交換会が開催されます。意見交換会では、提案発表会後に行われた、提案者と事業担当課との調整会議の内容が、提案者、事業担当課のそれぞれから報告され、その報告を基に会場全体で意見交換を行います。こちらもどなたでも参加することができます。
次は新しい公共を支える市民活動補償制度についてです。市は、市民の方が安心して市民活動に参加できるよう、市民活動補償制度(ボランティア保険)を実施しています。この制度は、市民活動中に偶然発生した事故を補償するもので、市民の方の事前の申し込みや保険料負担の必要はありません。事故が起きた場合は、市民活動課へ連絡してください。なお、発生した事故が対象になるかどうかは、活動内容、事故状況などによります。
連絡先:大和市役所 市民活動課 046-260-5103
第102回 5月18日 大和市点訳赤十字奉仕団
1981 年、社会福祉協議会主催の点訳講座があり、卒業生で会を発足しました。発足当時は「奉仕会」と言っていましたが平成 7 年に声が掛かり赤十字に入りました。現在メンバーは 37 (男性 9 、女性 28 )名です。
市の刊行物(「広報やまと」「社協だより」「資源とごみの分別」など)、要望のあった本や番組表、職場で使う電話帳などを点訳して読者の方(視覚障害者の方を読者の方とお呼びしています)に提供しています。小学校での点訳や福祉のお話、市子連やふれあいまつりのイベントでの点訳体験などの啓蒙活動、赤十字奉仕団ですので献血や歳末助け合い募金のお手伝い、選挙では点字での投票への開票協力のお手伝いをしています。
このボランティアを始めるきっかけは「社協だより」を見てという人が多いのですが、点訳のルールを教わり、改めて文法の勉強をしたり、辞書を引いたり、今まで読み間違いをしていたことに気付いたり、慣れないインターネットで調べ物をしたり、大変なこともありますが、その大変さが逆に面白さとなりボランティアを続けている動機になっています。
点字はすべてかなで表すので 20 ページくらいの「広報やまと」は点字では 140 ページになります。今は高校の先生によって「エーベル」というものが開発されて図形も点で表すことができます。以前は 1 部 1 部全て打っていましたが、今はパソコン点訳が主流になり、データを 1 つ作ると点字プリンターで何部も作ることができ、早く読者の方にお届けできるようになったのではないかと思います。 1 字間違えて内容が違ってしまうといけないのでたくさんの人の目でチェックします。「早く慎重に」というのが難しいところです。点訳は一人の作業ではなく共同作業なのです。
毎年 1 月頃に読者の方と新年会を開き、一緒にゲームやお食事、合唱をしたりして交流を持ち、すごく楽しいひとときを過ごすことができます。その時にはやってて良かったと感じます。また、この団に入って年齢の違う方とご一緒してお話して意外な一面を発見していろいろ教えていただいたり、赤十字の本社や点字図書館の見学に行ったり、選挙の開票や、家でのんびりしていたらできない体験がいろいろできて楽しいです。
「みなさまへのお願いですが、点字は1つ消えていても意味がわからなくなります。どうか、点字をつぶしたりしないようにお願いいたします。点字ブロックの上に自転車や物が置いてあると危険です。ブロックの上に物を置かないでください。視覚障害者の方が困っていそうな時は『こんにちは、どうかなされましたか ? 』『困ったことがおありですか ? 』と声を掛けて差し上げてください。
点字は外国語を学習するのに似ていて、人生の中で一番辞書をよく引いてるとみなさんおっしゃるのですが、覚えることはたくさんあります。やはり楽しいだけではありませんけれども、知らないことを知っていく喜びというのもありますので、ぜひちょっとでも興味を持たれた方はご連絡ください。ぜひ一緒にやりましょう!」
連絡先: 大和市 民活動センター 046-260-2586
第101回 5月4日 柏木学園高等学校 短歌書道部
柏木学園高等学校短歌書道部は短歌と書道を中心として発足した部活で、短歌につながるためにさまざまな活動をしようと絵を描いたり、お芝居を観たり、そのような活動の中で詩吟や剣舞、ボランティアにも挑戦してきました。その経験をすべて短歌の力となるようにと思ううちにそれぞれが同じ重みを持つようになり、広い活動をする部活となりました。
今は夏の大会のために「書道吟」の練習をしています。書道吟とは畳一畳くらいのサイズの書道板に大きな紙を貼り付けておき、横で詩吟をする吟者の横で、書士がその吟ずる速さで書を書くものです。約 2 分で漢詩を書きますが、草書で流れるように書くということで高校生にはかなり難易度が高いものです。吟士、書士、息がぴったり合うように速く書いたり、または速く吟じたりゆっくり吟じたり、最後が一致すれば良し、人間関係もしっかりと絆が生まれてきます。
柏木学園高校と 大和市 民活動センターとの関わりのきっかけは一人の生徒がボランティアの話をいただいたことからでした。一人の生徒が持ってきた種がたんぽぽの綿毛のようにふわふわ飛んでいくような形で、柏木学園の生徒たちの中でボランティアへの関心が広がっていきました。
====初めてボランティア活動に参加した時の気持とメッセージ====
(角田さん)晃風園(高齢者施設)へ行って詩吟や「一匹チュー」というねずみの人形を使った数え歌をしました。最初は心臓がドキドキして何を言っているのかすらわからなくて必死でした。その後はお年寄りと楽しく会話ができました。高校生は勉強などで忙しいですが、ボランティアにも積極的に参加して視野を広く持ってほしいです。
(神坂くん)お年寄りとあまり触れ合うことがなくて最初はどういう話をすればいいのかわからなかったのですが、お年寄りのほうから話しかけてくれて緊張が取れ、和やかに話すことができてすごく楽しかったです。今しかない高校生時代、ベストを尽くせ!
(清野さん)美容院でいろいろなお話を聞いたり、お掃除をしてお手伝いをしました。いろんな話が聞けて思ったよりずっと楽しかったです。ボランティアをすることで人見知りがなくなったので、もし人見知りの人がいたら自分から進んでボランティアに参加してなおしてほしいと思います。
(橋本くん)初めてのボランティアは「ワン・ピース」という知的障がいを持つ子どもたちの場所でした。初めは子どもたちが何をして欲しいと言ってもらっても理解ができなくて少し苦労しましたが、ひとりの小さな男の子と仲良くなれたかなと思います。ボランティアを始めれば何かが変わると思います。まだまだなのでがんばっていきます。
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今後の活動としては、 5 月 5 日にはまた晃風園にみんなで一緒に行って詩吟をします。夏に「第 34 回全国高等学校総合文化祭宮崎大会」に 6 名が参加します。秋には「第 11 回神奈川県高等学校総合文化祭」の一環で吟詠剣詩部発表会がありますので見に来てください。
第100回 4月20日 大和市芸術文化振興協会
2008 年 4 月、私たちの身近な所に「ウィーンホール」ができました。そこで多くの方々に身近なところでの芸術の鑑賞の機会を提供したい、子どもたちに優れた生の音楽に触れてほしいとの思いから、演奏家数人で会を発足しました。現在はピアノ・サクソフォン・声楽・ヴァイオリン・フルート・クラリネットなどのクラシックのプロ・アマチュアの演奏家、運営スタッフなど 20 名の会員がいます。
昨年は 大和市 市制施行 50 周年記念コンサートを行いましたが、定期的な活動もしています。昨年の「夏休み子ども楽器体験教室」ではソプラノ・アルト・テナー・バリトンのサックス4本とピアノを、専門家が「こういう口の形、こういう息、こういう指使いだよ」と指導し、楽器に触れてもらいました。お母さん方も楽しんでいて、みなで音が出た喜びを体験しました。「秋のふれあいコンサート」では普段は施設にいてなかなか外出できない方向けにコンサートを行い、みなさん涙を流して喜んでくださいました。「クリスマスコンサート」では長唄、三味線の先生とコラボレーションさせていただき、これは楽譜から書き起こしたのですが、華やかでいい雰囲気にできました。
===スタジオでのサクソフォンの生演奏にジョニーさんが「生の演奏は空気の振動、音の波のようなものが押し寄せてきて、心をぐっと掴みますね」と感想を寄せました===
高齢のため耳がほとんど聞こえない祖父も楽器の振動音のためかコンサートの音はなぜか聞こえるらしく、楽しみにしていました。そばで音楽を聴くというのは、特にウィーンホールのようにお客様と演奏家が近いと臨場感がたっぷりと味わえ、そういう面白みというのが楽器にはあるのではないかと思います。 大和市 、ウィーンホールの近所の人、遠出ができない方のために音楽会を開いていけたらと思っています。今年は中学校に出向いて吹奏楽部の子どもたちと一緒に音楽を作り上げ、ウィーンホールでコンサートを開くという企画も始めました。いろいろと活動の幅を広げていきたいと思っています。
「世界共通の譜面は『平和の教科書』と言われています。芸術文化を創造し、享受し、個々の感性を高めることは、心豊かで活力ある社会を形成するために重要です。地域の芸術文化活動が豊かな地域づくりの起爆剤になるといいなと思っています。私たちの活動は人の輪が広がることによって充実していきます。仲間を募集中ですので、一度遊びに来ていただけたらと思います。演奏者の方、それから楽器を持っていない方もスタッフとして携わっていただければと思います」
2010 年 5 月 16 日(日) 14:00 〜「ショパンから未来へ」コンサート
2010 年 8 月 26 日(木)「夏休み子ども楽器体験教室」
連絡先: 大和市 民活動センター 046−260−2586
第99回 4月6日 NPO法人 子ども・子育て応援ネット おやこのスペースわにわに
パパ・ママだけでなく、いろんな大人たちに見守られながら子どもたちが育っていけばいいなとの思いから、「わにわに」は子育て中の親子さんが気軽に集まれる場所、子どもの一時預かりの場所として昨年 11 月にスタートしました。絵本の「わにわにさん」と「輪になってやっていこうよ」という気持ちを掛けて名前をつけました。要件を問わずお預かりしていますので美容院へ行く時、ご夫婦でお出掛けの時など、気軽に利用していただけたらと思います。市民運営の良さを活かして人件費を抑えることで料金を大変お安くしてあり、 1 時間 600 円( 15 分単位)です。
定期的なイベントとして節分の豆まきやお雛祭りなどの季節の行事、お誕生会、「絵本を知ろう」があります。その他に 1 月はスーパーの袋を使った凧作りをするなど、その月に合った身近な素材を使ったおもちゃづくりをしています。
4 月からは 大和市 社会福祉協議会の歳末助け合い基金の応援を受けたイベントをたくさんご提供できると思います。また、多胎児の子育てを応援する取組み「ふたごちゃん&みつごちゃんようこそ♪」が平成 22 年度の神奈川県子ども・子育て支援プロジェクトに選ばれ、今後はママたちがお話できる場所の他にバザーなどをしたいと思っています。
スタートして 4 か月、全く誰も来てくれない日もありますが、 2 月の豆まきの時は入りきれないほどたくさんの人が来てとても楽しかったです。「絵本を知ろう」では絵本の選び方、読み方、読み聞かせの良さなどをお話するうちに、「実は絵本を読むのがあまり好きじゃなかったけど、最近は子どもとの読み聞かせの時間がちょっとずつ増えてきて楽しいんです」と話してくれるママがいたりして嬉しいです。もっと気楽に子育てしていきましょうという気持ちですので、みなさんが子育てに楽しさを見出してくれたらと毎日思っています。
10 畳ほどの「わにわに広場」ではおもちゃの箱は電車に変身してみんなで乗り込んでいたり、お風呂に変身して体を洗い合ったり、子どもたちには大人たちが考えるのとは違った遊び方がすごくいろいろあり、見慣れたはずなのにまたそこで一つのどかな時間が流れていることが結構あります。他の人と関わることで子ども自身も成長します。おもちゃの貸し借りができなかった子が「貸して」「どうぞ」というやり取りができるようになりました。
「子育てって苦しいことも多いんだけれどやっぱり楽しいし、子どもたちにはいつも笑顔をむけていようよ、子育てってハッピーだよということをみんなに伝えていきたいと思っています」
おやこのスペースわにわに 046-283-1902
第98回 3月30日 憲法九条やまとの会
2001 年ニューヨークで同時多発テロが起こり、アメリカ・イギリス軍などのイラクへの武力攻撃があり、 2003 年には日本もイラクへ自衛隊を派遣すると共に憲法九条を改定し、海外で戦争ができる国にしようという動きが強まりました。これではいけないと 9 人の知識人が「九条の会」をスタートさせたことに勇気づけられ、大和でも九条を守る、平和を守ることを大きな世論にしていこうと 2006 年 4 月に会を発足させました。会員は 1500 名です。全国には 7000 を超える地域の「九条の会」が活動しています。
活動内容としては毎年 1 回大きなイベントを開きますが、 2006 年 4 月は佐高信さん、 8 月に中村哲医師、 2008 年は雨宮処凛さん神浦元彰さん、 2009 年は辻井喬さんをお招きして講演会を行いました。他には年 3 回の賛同者会議を行い、打ち合わせや学習会などをします。いろいろな方と心置きなく話ができるという点で「やまとの会」のような集まりは大変貴重だと思っています。大きなイベントではテーマ決めから始まり企画を考え、お招きする方との交渉、会場決めなど苦労しますが、アンケートの反応を見るとこの運動が大勢の方から支えられていると感じ、運動をもっと進めて憲法九条をなんとしても守っていかなければという原動力になります。
日本というのはこの 64 年間誰一人殺したり殺されずに済んできました。日本が 64 年間平和でやってきたということで、世界から見る日本人のイメージは非常に温かいものがあるようです。どこへ行っても日本というのは平和で知的で豊かな国だということ、それから武器輸出をしないということで好意を持って見られているという風に聞いておりますので、そういう日本のいいイメージを維持していきたいです。戦争中日本は 2000 万人くらいを中国・東南アジアで殺しているわけですけれども、それに対する謝罪の意味もあって九条というのが作られれていると考えているところがあります。それを破棄してしまっていいのかというところで、我々としては九条をとことん守っていくんだということを固い決意として考えております。
「今、日米同盟のもとで、『国際協調』などの名目で『自衛隊』の海外派遣が行われています。もし、今、憲法九条を変え、自衛隊を軍隊にしたら、米軍と一緒に海外の戦争、紛争に参戦することになってしまいます。戦争体験者や原爆被害者が訴えていることは大事なことです。戦争では人間は殺人者、破壊者になってしまいます。また自らが被害者になります。そうならないでいるのは九条があるからです。憲法九条は世界から注目され尊敬されています。平和な、戦争をしない日本を、次の世代に伝え残していきたいと思います。憲法九条やまとの会にご参加ください」
5 月 29 日(土) 13:30 〜 高座渋谷イコーザ 2 階多目的ホールにて、憲法研究者・東大名誉教授 奥平康博さんを招いて講演会を行います。歌手の吉川敏男さんの「うたごえコンサート」もあります。参加券 1000 円(前売り 800 円)
憲法九条やまとの会事務局( tel/fax : 046-272-8880 )まで。
第97回 3月16日 第5回やまと国際交流フェスティバル実行委員会・財団法人大和市国際化協会
3 月 21 日(日) 10:30 〜 16:00 大和駅東側プロムナードで「第 5 回国際交流フェスティバル」を行います。今回のテーマは「やまとに集めよう!世界の笑顔」です。ステージではフラメンコ、バリダンス、南米のフォルクローレ、ペルー舞踏など、国際交流ワークショップでは世界のあそび、まつり、言葉あそびの紹介や試飲・試食、毎回大人気の民族衣装の着付け体験があります。エスニックグルメ屋台とフリーマーケット、バルーンアートパフォーマンスとあめ細工コーナーもあります。思わず食べるのがもったいなくなってしまう宝石のようなあめ細工は子どもたちを惹きつけることでしょう。
大和市には 3 月 1 日現在で約 70 か国 6300 人ほどの外国人の方が住んでいます。外国籍の方が増えてきた 1990 年代は日本で働いて母国に送金するという流れがありましたが、今は状況が違ってきていて、日本に移り住んで生活していこうという方が非常に多くなっています。住宅を取得する方もいますが、一方では今の経済不況の中で日本人同様仕事がなく、生活保護の相談も非常に増えています。
(ボランティアのきくちさんのお話)
大和市南部のイチョウ団地の近くの小学校で外国にルーツのある子どもたちの学習支援とその子どもたちの親御さんたちの日本語支援をしています。日本で生まれた子どもたちは日本語の不自由さは全くない子どもたちが多いのですが、昨今の不況の影響から学業を途中で放棄せざるを得ない状況になってしまう子どもたちがいます。親子の円滑なコミュニケーションができないことで家での学習面のバックアップが希薄になり、そこから生じてくる学力の低下と遅れをなんとか克服していけたらと常々思っています。朝からコンビニでお菓子を食べているような子もたくさんいて、学校での対応も先生方の数からしても限界にきており、私たちのようなボランティアや市民団体の必要性が増してくるのではないかということを伺っています。
「国際交流フェスティバルは多くのボランティアさんに支えられ、市内外の企業・団体さんにご協力をいただき実行されています。今いろいろな難しい問題がありますが、この日 1 日ばかりは大和駅のプロムナードに来ていただき、笑顔あふれるステージを楽しみ、おいしいものをたくさん食べて、たくさんの笑顔で過ごしていただければと思います。」
財団法人大和市国際化協会事務局 046-260-5126
第5回やまと国際交流フェスティバル
(大和市民活動センターも国際交流フェスティバルに参加します)
世界地図の自分の出身国にシールを貼ってもらいます。また、国旗と「こんにちは」をかいてもらいます。何か国、何人集まるでしょうか。折り紙体験コーナーもあります。
第96回 3月2日 ワーカーズ・コレクティブ とと・菜・とっと
1992 年、生活クラブ生協 が大和市 内に組合員の活動の場を作るという話があり、その一部を借りて仕出し弁当をやろうということになりました。生活クラブ生協の消費財を使って、安全で栄養のあるお弁当を地域の方、ご老人や障がい者の方、妊婦さんに一つからでもお弁当をお届けしたかったのです。メンバー全員がお金を出し合って全員で労働をし、経営に責任を持つワーカーズ・コレクティブというあまりなじみのなかった働き方を始めるのはかなり大変でした。全員が初めて経験することで、喧々諤々と意見を出し合い、対立することもありましたが、話し込んでいくという行為がその後の活動には大切なことでした。 1994 年 4 月 19 日に「ワーカーズ・コレクティブ とと・菜・とっと」が設立されました。レシピ作りや雪の舞う日にチラシを持って飛び込み営業したことなど忘れることができません。現在「とと菜」のメンバーは 12 名、アルバイトさん 3 名です。
現在の活動は個人の方へのお弁当のお届けと、 2000 年 5 月に 大和市 が配食サービスを開始すると同時に委託を受け、市内の独居のお年寄り、お体の不自由な方を対象にお弁当をお届けしています。また、配食サービスの対象にならないけれどもお弁当を配達してほしいという方たちが最近増えてきています。市内のあっちこっちに一つひとつお届けするのは経営的には大変ですが、できるだけ対応しています。
お弁当を配達しに行くと、お年寄りが倒れているのを発見したり、ベッドから落ちてしまって「あげてください」と言われたり、「ズボンをあげてください」とか、私たちが行くのを待っていて「ジャムのビンのふたを開けてください」とか、思いがけないことを頼まれますが、私たちのやっていることの意義を痛感します。雨にも負けず、雪にも負けず、嵐にも負けず、お弁当をお届けしています。
「一時、中国の肉まん、ぎょうざ問題などで食の安全ということがとても話題になりましたが、最近は下火で、安いのだけが取り得というようなお弁当が世の中にいっぱいあります。『とと・菜・とっと』は他からみればちょっと高いかなと思いますけれども、どこで採れて誰が作ったかわかる食材を使っていますので、安心して召し上がっていただけると思います。私たちは自分が食べたいもの、自分の子どもに食べさせたいものを目指して作っていますので、ぜひ『とと菜』のお弁当を一度食べてみてもらうとうれしいなと思っています。また、お弁当が好き、人が好き、配達が好きという新しいメンバーを募集中です」
ワーカーズ・コレクティブ とと・菜・とっと 046-276-8703 (※午後にお電話ください)
第95回 2月16日 大和市身体障がい者福祉協会視覚部
大和市身体障がい者福祉協会は肢体不自由の方、聴覚に障がいのある方、内部に障がいのある方、視覚に障がいのある方、この 4 障がいの方が主に中心となり協力して活動しています。視覚部は昭和 51 年 7 月に視覚障がい者とその家族、支援者が視覚障がい者の団体を作ろうと集まって始まり、現在 25 〜 26 名所属しています。われわれの活動が始まるのと同時に録音奉仕会、点訳奉仕会のみなさんも発足されました。年間の活動内容は 4 月に総会、 10 月に研修会、 11 月末〜 12 月初め頃に 1 泊旅行、 3 月末にカラオケ交流会、親睦と健康のために STT (サウンドテーブルテニス)を月 2 回(月曜日)行っています。その他に、生活の向上のために毎年身体障害者協会を通して行政への要望書を提出し、障害福祉課とも直接話し合います。研修会では NTT の方に来ていただき携帯電話のかけ方からメールの打ち方まで教わり好評でした。今の携帯電話は音声対応になっていて合成音声が出てメールのやり取り、電話帳の登録もできますし結構便利に使えます。過去の研修では大和市の消防本部の方に地震のメカニズムや非難する状況などを教わりました。今はエンジン音が聞こえないハイブリッド車は私たちにとって大変危険なので、走行音の体験をしてみたいと思い、ご協力いただける方を探しています。またお化粧やひげのお手入れの仕方等の研修も行いたいと思っています。その他の活動としては神奈川県視覚障がい者福祉協会の文化のつどいで「かさじぞう」「おおかみと 7 匹のこぶた」などの「朗読劇」を行って大変好評でした。バスハイクで NHK や麒麟ビールへも行きました。
視覚障がいの方でも、中途失明の方、先天的な障がいの方とそれぞれいらっしゃいます。 中途失明の方は漢字の知識も豊富で世間のことをよく知っていて、先天的な視覚障がいの方は点字がすらすらとできるなどの違いがあるそうです。このように幅があるので、街では音声案内などの充実が望まれます。
「私たちは視覚障がい者ですがとっても明るいです。 1 人でも多くの方がみんなで仲良く、手を取り合って私たちの仲間として活動していけたらと期待しています。どうぞ家庭に入っていらっしゃる方、一歩踏み出して外へ出てみませんか?ぜひ私たちと一緒に活動しましょう。身近に視覚障がい者の方がいらっしゃいましたら、お声を掛けていただきますようによろしくお願いいたします」
連絡先:大和市民活動センター 046-260-2586 ※または、大和市保健福祉センターで月 2 回(月曜日)に行っている STT (サウンドテーブルテニス)のご見学にいらしていただいても大丈夫です。
第94回 2月2日 ギャラリーあべ
中学生の時に遠足で行った湖でみた夕日に感動して「これを記念にとっておきたいな」と赤と青の色鉛筆でイメージをスケッチしました。その 1 枚が今日まで絵を描き続けてきた原点、あれを超えた絵はいまだに描けない。人は例えば富士山や花などを素材にして自分の感動の思いを乗せる、だから絵が上手いとか下手とかいうより、下手でも感動が入っていれば光り輝いていてそれが大事。
新宿に風月堂というヒッピーのたまり場があって、当時は三島由紀夫、安部公房、横尾忠則など著名な人、まだそんなに有名じゃない人もたくさんいて、そこに 7 年くらいたむろってました。どうせヒッピーをやるならニューヨークの本場だと海外へ。 21 か国行きました。日本でスケッチブックを持ち房総を歩いていて、この時にオイルエッチング画という技法を生み出した。 3 日くらい碌なものも食べずにいて、食堂のおじさんにご馳走になった。旅のことをいろいろと話して気に入ってくれた。フーテンの寅さんをやろうと何をやろうと自分を素直に生きているということが相手に言葉として感動が伝わったんだね。感動の世界というのはいかに宝かと思い、学校などでの講演のタイトルは「人生は宝の山」、このタイトルを 30 年!
最近はコラージュをやっていますが、子どもたちに一番必要なものはコラージュの世界。今まで捨ててたものなどを「あ、これなんか絵に使えそう」と思う、その思考力がすごい。どうしてもつながらないものをどうやってつなげるか、そこがコラージュのおもしろさ。だから世の中にゴミなんてものはなく、地球上に不必要なものは最初からないでしょう。
「ギャラリーあべ」では毎月第 3 日曜日 14 : 30 からお誕生日会を開いています。いつの月の生まれでもいいからみなさんでお祝いしています。平均して 25 人くらい集まります。お赤飯やそば、チーズ、赤ワインなど出ますので軽食代として 1000 円いただいています。
「感性の世界、絵の世界、芸術の世界、小説、いろんな方がいるでしょうが、うちのギャラリーはこれからの人たちみんなで燃え上がる、湧き上がるとこなんですよ、これが一番。これからの人、それが何歳だろうと、湧き上がる拠点にしたい。みなさんお待ちしています」
連絡先:ギャラリーあべ 046-272-5226 火〜日 11:00 〜 19:00
第93回 1月19日 ありがとうの和の輪
2009 年 5 月に「路上詩人塾」というものに参加して第 1 日目から路上にデビューしました。その後イベントにブース出展したり路上で活動をしていて、カッコーフェスタ '09 への参加をきっかけとして「楽書詩人」「格闘詩人」「おもむき・ほのぼの絵師」の 3 人で「ありがとうの和の輪」という会をつくりました。
路上のブースに人が来てくれると、私(楽書詩人ひそかさん)の場合はまず最初に絵を描きます。その人をパッと見て感じた色を描いていきますが「この絵を描こう」と思っているわけではなく、例えば緑で色をつけていったら草原の絵になっていたという感じです。絵を描いた後「じゃあ目を見ていただけますか」と目の前の人と見つめ合って、それでパッと浮かんだことを書きます。頭で考えてしまうと出てこなくなってしまうので、自分を無にしてその人から感じ取ったものを私がただ言葉で返しているだけ、そういう感じだと詩になります。
===ジョニーさんから見た作品の印象===
(楽書詩人ひそかさんの作品)
色紙に詩とイラストがかいてある可愛らしい作品。読んでいると心が和んできて景色が連想されるような作品です。
(格闘詩人ひろゆきさんの作品)
ダイナミックであると同時に全体のバランスがとれている作品です。ひそかさんへの作品に「眠っていた希望と夢を叶えよう 仲間とともに 笑い飛ばそう」と書かれています。
(おもむき・ほのぼの絵師あずみさんの作品)
すごく優しい雰囲気の似顔絵作品です。その人の雰囲気を捉えて性格までがわかるような笑顔が描かれています。犬が横になって「久しぶりだね」「うん、元気かな」と話しているポストカードもあります。
路上に座っていると、人の歩く速さなどに目が行き、自分だけ時が止まった中から街中を見るような不思議な感覚になります。路上に出ていると「今日はなぜかいつもと違う道を歩いてみたい気になって歩いていたらあなたがいたのよ」ということがよくあります。足を止めてくださる方は、普段の生活のリズムから一歩出て、そこでの出会いになっているようです。
「カッコーフェスタ '09 でかかせていただいた方、ありがとうございました。 大和市 でも活動していますので、路上で見かけたらぜひ声を掛けてくださいね」
連絡先: 大和市 民活動センター 046-260-2586
第92回 1月5日 健康カイロの会
2009 年 10 月、カイロプラクティックの普及活動、地域の方々への健康増進・情報提供の寄与を目的として 2 名で会を結成しました。背骨の中には脊髄神経が通っていて脳からの情報を伝えたり、内臓などの各器官の情報を受け取る連絡網の役割を果たしています。背骨の矯正などにより、その神経からの情報をスムーズに伝達させるお手伝いをいしているのがカイロの主な仕事です。
出産をきっかけにひどい肩こりやめまいに悩まされていた時にカイロを受けて劇的に良くなったことがきっかけで興味を持ち勉強してみたいと思いこの資格を取得しました。昨年 11 月に「カッコーフェスタ '09 」に参加し、まだまだカイロを知らない方も多く、同時に身体の不調を抱えている方も多いことに気付きました。その時は歪みのチェックということで背骨を一つずつみて「ここがずれていますよ」というようにご指摘させていただきました。みなさんがカイロを通じてご自分の体に健康に関心を持ち、責任を持つというきっかけになれば嬉しいです。
歪みのチェックは自分でもできます。椅子に深く腰掛けたとき、または正座した時に両足の膝頭がそろっているかどうかを見てください。また、横から見たときに腕の真ん中のところが耳たぶと一直線に交わっているか、鏡を見た時に左右の胸の高さ、両耳の高さが合ってるかなどを確認してみてください。
今後の活動としては、健康講座・骨盤体操の開催、高齢者施設の訪問、その他行っていきますが、あらゆる活動を通じて地域社会とカイロの関わりを模索中です。
「カイロプラクティックは 115 年程前に始まり、世界 80 ヵ国以上に広まり、アメリカ・イギリスなど 34 ヵ国で法制化され世界保健機関 (WHO) でも法制化されていますが、日本ではまだ法制化されていません。慢性病の 80 %が骨盤・背骨の歪みが原因といわれています。カイロは痛みをはじめ、様々な症状の原因となる歪みを取り除くことにより、自己治癒力を存分に発揮し、回復させる根本療法です。副作用もなく体に負担がありません。歪みっぱなしが病気をつくるのであれば、歪みを正すことは病気を未然に防ぐことになります。健康を害す前にメンテナンスをして予防に努めて元気な毎日を送っていただきたいと思います。ぜひ体験会にお越しいただければと思います」
連絡先: 大和市 民活動センター 046-260-2586