FMやまと
やまとっこ☆みつけた2011年の放送
第1・3・5火曜日午前9:00〜10:00はFMやまと(77.7MHz)へスイッチON、
朝ラジ☆ホッとスクランブルで「大和市民活動センターだより
『やまとっこ☆みつけた』」をON AIR!
大和市民活動センターに登録の市民活動団体が続々出演中
2011年
第146回 12月20日 サポートチームG
東日本大震災が起こり、食料もないという情報から、 15 日にインターネット仲間を通じて物資を募集してみました。すると 3 日間で 2t トラック 1 台分くらいの物資が集まり、なんとかして現地に届けたいというところから活動が始まりました。 20 日に友人の知り合いがいた大船渡を目指して出発し、途中にあった避難所にも物資を届けながら大船渡には 15 時間かかって到着しました。最初は瓦礫をどかしながら車を走らせたました。持っていった衣類、防寒着、食料は全く足りる状況でなく、またすぐに呼びかけをして物資を集めて 26 日に行きました。高速道路も登録してないと通れない状況でしたので、 4 月 1 日に「震災支援の会」を作って団体登録しました。立ち上げ時は 4 人だったメンバーはこの頃には 15 人になっていました。
4月になって東松島市に行ったところ、まだ来ているボランティア団体さんが少なく、支援物資も持って行ってはすぐになくなってしまうという繰り返しになりました。そこから東松島市を継続して支援することになりました。7 月になって「震災支援」から「復興に向けた支援」に方向性を向けようと「サポートチームG」と団体名を新たにしました。この時には被災地の方々とコミュニケーションが取れていたので、お話を伺う中で本当に困っていることはどんなことなのか、みなさんが本当に必要としている支援はどんなものなのかと我々も改めて考え直しました。その頃は仮設住宅の予定が十分に立っていたので、引越しや家具、避難所から移ったときの食料にについてなど、話し合った中で確認をして支援を呼びかけるというように、活動の形も変化してきました。 8 月からは 川崎市 、 横浜市 、 相模原市 、 大和市 の 4 市から、放置自転車を再生したもの 180 台を被災地にお届けしました。
「サポートチームG」は会員 30 名、賛助会員 10 名、協力者は 400 名になり、毎週ボランティアさんを募ってマイクロバスで被災地に行っています。現地の「のびる」地域にも事務局を設け、地元の方々とも一緒にボランティア活動を続けています。東松島は日本三景の「松島」の一部で「奥松島」と呼ばれる景勝地で観光業がさかんなところです。地域の産業を支援しようと、大工さんが入る前の民宿の清掃や海岸清掃、避難路にもなっている遊歩道の草刈、補修などの活動を続けています。また、漁業を再開するにも倉庫も船も流されてしまっていますので、いろんな団体が支援をする中で、私たちはまず網や道具をしまっておける倉庫を用意しようと、先月、海上コンテナを「宮戸」という島に 5 台設置させていただきました。他には、墓地にも瓦礫が散乱していますが機械が入れませんので、人力でできることをやろうと瓦礫の撤去や、墓石が名前だけでも見えるように表向きにしたりという作業を 3 箇所の共同墓地で行いました。
最初に被災地に行った頃、地元の方々とお話をする機会をたくさん持てました。辛いお話に「がんばって」という言葉も、「これからこうしていこう、我々も応援します」という言葉すら掛けられませんでした。掛ける言葉が見つけられなかった。そのことがあったがためにこの活動を続けれこられたと今思っています。地元のみなさんに「蛸一本食べて」「載り食べて」など声をかけていただいていますが、今までとは違った人とのつながりができてきたのかなと感じます。今は地元の方々からの要望でパソコン教室の準備をしています。被災した方の声を聞く傾聴活動は、お話をお聞きして専門家や行政におつなぎするといったように、お話を聞くことを続けていけたらと思っています。地域産業の再生、復活、復興の向けて地に足の着いた支援を続けていきたいです。 この冬の対策としては、東松島で活動を継続している 25 のボランティア団体と東松島市行政、社会福祉協議会が一緒に「東松島復興協議会」を作り、現在はそこの幹事団体をしていますが、 9 月、 10 月に 1000 軒の在宅避難者の方にアンケートを行い、ストーブやこたつの要望を調査して企業などに協力をいただいて物資を調達し、協議会参加メンバーで担当地区を決めてお配りしました。
(メッセージ)
大変寒さの厳しい中で作業や復興支援などまだまだあります。まだまだ支援は必要です。みなさまのお力をお貸しください。来年も 1 月中旬頃より大和発のボランティアバスを運行いたします。たくさんのみなさまのご参加をお待ちしています。いつもご支援いただいているみなさま、本当にありがとうございます。東北の寒さも吹き飛ばす、そんな勢いを大切に継続していきたいと思っています。
第145回 12月6日 NPO法人ワーカーズ・コレクティブ チャイルドケア
1999 年頃、幼児虐待が社会問題として出ていました。子育てをしていた親として他人事ではなく、これから子育てをする人たちのために何かしたいと準備を始め、 2000 年に子育て支援の活動を始めました。メンバーは現在約110名です。
活動内容は、子育て支援事業の「子育てサポート」の他に、 大和市 からの委託で行っている「ファミリーサポートセンター」事業、「養育支援」、イオンつきみ野店 3 階の「親子のつどいの広場こどもーる」の運営があります。「子育てサポート」と「ファミリーサポートセンター」は内容的には重複していますが、保育園や幼稚園への送迎、登園前後の預かり、小学 3 年生までの下校後の預かり、臨時のお預かり、お仕事や病気中のお預かり、産後の体調不良時の家事援助等を行っています。その他に 0 歳児親子対象にベビーヨガや交流をする月1回の「チャイルド広場」があります。最近は身体接触を通して親子の絆や感覚を意識していく「タッチコミュニケーションプログラム」を始めました。
======活動のエピソード・感想=====
(橋爪さん)
子育てサポートをしていて、初対面ではお父さんもお母さんも私もぎこちなくて会話も続かなかったりするのですが、何回もお手伝いをしていくうちにお互いに緊張が解けてきて「今度はこういうことで困っているんです、どうしたらいいでしょう」と相談されたり「助かってます」と声を掛けてくださったりすると「チャイルドケアをやって本当に良かったな」と思います。そして、いいメンバーに出会えたことが一番大きかったです。
(小林さん)
今年の夏は節電でサマータイムがあり、保育園が始まる前に会社に向かわなければいけないという方がいて、 2 ヵ月ほど朝お預かりして、朝ごはんを一緒に食べて保育園へ送りました。 9 月に節電が終わった時には私の家族が「もう来ないの?」と寂しく思ったようです。
(永井さん)
たくさんのお父さんやお母さんたちとの出会いというのが私にとってはものすごく大きい財産、長年いろいろやってきましたけれどもこれだけ人との関わりを強くしてくれる活動というのは今だかつてなく、ちょっと大げさなんですけれども人生の中でもチャイルドケアをやってて良かったと感じています。
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最初の頃に比べて事業としては重層的になりましたが、地域の一人一人のお母さん、お父さん、ご家庭の支援をこれからも私たち一人一人ががんばっていく、必要なところを応援していく、そこが一番大事なところだと思っています。どうしても SOS という部分は絶対にあり、急になんとかしてもらいたいということにできる限り応えていきたいと思っています。
(メッセージ)
私たちチャイルドケアはこれからも日々みなさんのために活動していきたいなぁと思って張り切っています。ぜひ何かありましたら電話をください。支援会員も大募集中です。
大和市 ファミリーサポートセンター 046-264-5726
「ファミリーサポートフェスタ」
平成 24 年 2 月 26 日(日) 11 : 00 〜 14 : 00 大和市 勤労福祉会館 3F ホール
手あそび・読み聞かせ・手作りあそびコーナー・リサイクル品の提供、その他楽しい内容企画中です。みなさんぜひ遊びに来てください。
第144回 11月29日 NPO法人かながわ県央マンション管理組合ネットワーク
「マンション」には分譲と賃貸の 2 種類があります。大和、海老名、座間のあたりでは所帯数の 20 %が分譲マンションと言われており、神奈川県下では賃貸も入れますと所帯数の 6 割が共同住宅です。全国では現在分譲マンションが 570 万戸あり、居住者は 1400 万人です。国民の 1 割強の方が分譲マンションで生活しており、都市の居住携帯としてなくてはならない存在になっています。「かながわ県央マンション管理組合ネットワーク(かながわ県央ネット)」は分譲マンションのサポートをしています。
平成 9 年、神奈川県に県下全域にマンション管理組合をサポートする組織を作ろうという構想があり、横浜や川崎に順次ネットワークができ、最後に県央地域が平成 18 年からスタートしました。かながわ県央ネットの正会員は県央地域の分譲マンションの管理組合が 17 組合、個人の区分所有者の方が 8 名、賛助会員として建築会社や管理会社さん等 10 社に登録をしていただいております。正会員には 10 棟以上の団地型の大型マンションが 6 会員あり、かながわ県央ネットの世帯数は全部で 3,057 戸になります。
活動内容の 1 つ目はセミナーやシンポジウムの開催です。今年の 9 月に第 8 回マンション管理セミナーを 大和市 で開催しました。「既存マンションの長寿命化と震災への対応」というタイトルでノンフィクション作家の山岡順一郎先生に講演をしていただき、今月は「マンションに関わる名簿と個人情報〜人命より重いプライバシーはない〜」というテーマでセミナーを行いました。首都圏直下型地震が危惧される中で具体的にどのような居住者名簿を作って日頃管理すればいざという時に救助ができるか、いろんなマンションで行っているものを運用の仕方と共にご紹介しました。活動の 2 つ目として、マンション管理相談を 大和市 と 海老名市 、 秦野市 で行政と協力して開いています。管理組合の運営はかなり専門的な知識がないと難しいのですが、築年数が古くなったマンションは住んでいる方も高齢化していますので、今一番の問題は役員のなり手がないということです。管理組合の理事の半分以上が 80 代の方というところも出てきています。そうなると専門知識以前の問題で運営自体がうまくいかない、問題に対応できないということがあります。ペットやゴミ出しや駐車違反、騒音など日常生活のありとあらゆる問題の解決も管理組合の業務ですが、管理相談ではこういう問題を相談される理事の方や居住者の方が本当に多いです。東日本大震災の後は災害が起きたときに隣の方はどうしているのか等、マンションを含めて地域もそうですが、こうしたことは日頃のコミュニティの形成が非常に大事なことになってきます。その他の活動として、管理組合の事業として大規模修繕がありますが、実際の工事の見学会、また、地震保険やコミュニティ形成の問題など情報や資料の提供をしています。
(メッセージ)
最後に、 3 月 11 日の東日本大震災で被災されたみなさま、亡くなられた方に、神奈川の方から哀悼の意を申し上げたいと思います。この経験を無駄にしないように、地震の時に一番重要だったのがマンション内のコミュニケーションですが、その辺をどうやったらうまくいくのかというご相談や、耐震診断、耐震改修、あるいは防災マニュアル、名簿の作り方等サポートしたいと思っております。居住者間のトラブルにつきましても、いろいろな困りごと、難問解決をかながわ県央ネットで承りますのでよろしくお願いいたします。
NPO 法人かながわ県央マンション管理組合ネットワーク 事務局 (向井) 046-264-6054
第143回 11月15日 チームしらかし華の会
被災地の緑化を通しての復興支援を目的に活動している会です。具体的には 宮城県女川町 にアジサイを植栽しようという活動です。 女川町 に友達が住んでおり、東日本大震災で自宅など全てを失くしてしまいました。なんとかしたいと 4 月に 女川町 に行き、泥だしや瓦礫撤去をしましたが本当に悲惨な有様ですので、戻ってきてから泉の森のボランティアさん仲間にその様子を伝え、泉の森のボランティアでも何かできないか?と呼びかけをしてこの会ができました。現在メンバーは 20 〜 70 代の 17 名、男女は半々くらいです。
5 月にまた 女川町 にボランティア活動に行った際に、津波で幹が砕かれた桜の木に花が一輪、二輪と咲いていました。友達からその桜を再生したいという相談があり、樹木医さんを探して 女川町 で一緒に再生作業をしました。桜には「さくらたん」という可愛い名前もついてその桜を中心に桜公園を作りたいという現地の方の希望を聞き、公益財団法人日本花の会に「桜の下草にはアジサイが良い」というアドバイスを受けました。泉の森にはきれいなアジサイがたくさんあって挿し木でも増やせますから、「アジサイの苗を育てて届けよう」と動き始めました。
最初は土はどんなものを使えばいいかというところから 綾瀬市 の「有限会社 奥造園土木」様から技術指導をしていただき、また資材提供も受けました。アジサイづくりは素人なので勉強しなくちゃいけないと、山梨県の県立公園「金川の森」でアジサイの苗作りをしているというのをインターネットで調べまして、実際にそこへ行ってみようと連れ立って車で行って見学させてもらいました。公園の課長さんからお話を聞いた後、アジサイを育てているボランティアさんのところに行って見せてもらおうと約束も何もなかったのですが行ってみました。果樹園で作業をしているおじさんに聞いてみると「自分がその会員である」と、すぐにその会の会長さんに連絡してくれました。会長さんが駆けつけてくれて「これはこういうノウハウがあるので気をつけなさい」と懇切丁寧に教えてくれて、公園の実際に植えたところまで行って苗木にと切って分けてくれたり、本当に嬉しかったです。今度の震災に関して本当にみなさんがいろいろな思いをもっていらっしゃるんだなあと感じました。
7 月に 290 株の挿し木をし、被災地での植え付けのためには堆肥も必要だと市のグリーンアップセンターから教わったので、 12 月 6 日(火)に「しらかしの家」で落ち葉を集め、 17 日(木)に堆肥作りをします。来年の春にアジサイの苗を 女川町 に持っていきたいと思っています。明日からまた 女川町 に行きますので、社会福祉協議会とどんな風に植栽するか、また、仮設住宅の方に喜んでいただける形の植栽についても相談してくる予定です。三陸の北から南まで 350km を一つの国立公園として遊歩道を作ろうという「三陸復興国立公園構想」という話も聞きましたので、水産と観光が二本の柱となるような、そんな風なことができて、その一翼をちょっとでも担えればと思っています。
(メッセージ)
ラジオをお聞きの方の中には、「被災地のために何かをしたい。でも自分には現地に行ってお手伝いすることもできないし、遠く離れた大和で何をやってよいのかわからない」と迷っておられる方もいらっしゃると思います。新しい街を作るには新しい緑が絶対に必要だと思いませんか?ここ大和から新しい緑を被災地に届けられるとしたら、素晴らしいことだと思いませんか?被災地復興は 5 〜 10 年あるいはそれ以上かかるかもしれません。貴方の熱い心を持って、私たちと一緒に楽しく息長く被災地の緑化のために活動していきませんか!賛同いただける方、お待ちしております!
番組パーソナリティーのジョニーさん(左から2人目)と一緒に。
第142回 11月1日 カッコーフェスタ’11参加団体
「カッコーフェスタ」は正式には「市民活動団体交流まつり」と言います。活動の「活」と「交」を合わせた「カッコー」から名付けました。市民活動センターの登録団体の活動は環境や福祉から生涯学習まで多岐にわたっており、日頃の活動と市民活動そのものを市民のみなさんに知ってもらうためのイベントです。
(サポートチーム G )
東日本大震災の復興支援で最初は個人で集まって活動していましたが、 4 月 1 日に団体として活動を始めました。
神奈川県内の市町村から放置自転車 180 台を譲り受けて被災地の東松島に運んだり、これまでに 10t トラックで 50 台分以上の生活支援物資を被災地に運びました。先日は 横浜市 から冬対策として毛布を 1200 枚ほど調達させていただきました。行政間のやり取りでは時間がかかってしまうこともありますが、そこに民間が入ることによってスムーズに行くという場合があるようです。
東松島で支援活動を続けていますが、毎週末にボランティアバスで 250 〜 400 名の方に来ていただき、現在は昔からある共同墓地の片付けを人力で行っているのが大きな仕事です。津波で流されてきた家の瓦礫の片付けをして今はお墓の形状を少しずつ取り戻してきています。また、自治会からの要望でそれぞれの家の裏山などに避難路を 30 ヵ所ほど作りました。
カッコーフェスタでは活動のパネル展示や復興バザーを行います。収益金は被災地の子どもたちや自治会活動支援のために使わせていただきます。
(チーム ピース チャレンジャー)
世界の平和と世界中の子どもたちの幸せを願って活動する国際 NGO 団体です。
活動には大きな 2 つの柱があり、 1 つは途上国の子どもや女性たちが寄付ではなく自立した生活ができるようにするための、フェアトレードを通した支援活動です。子どもや女性たちに技術指導をして作品を製作してもらい、こちらで販路を見つけ、自立した生活ができるようになるまで支援をします。
もう 1 つは現在世界には働く子どもたちが 3 億 4000 万人おり、その半数がインドにいると言われている中で、 1 日中過酷な労働を強いられたり、学校に行けずに物乞いをする子どもたちが学校にもどれるようにアートを通して心のケアをしている「ボーンフリースクール」という学校の支援です。児童労働撤廃のためには教育が非常に重要であると活動を通して感じています。
カッコーフェスタではインド・バングラデシュ・ネパールの貧困地域の子どもや女性たちが作った製品を販売します。ミサンガ 1 本が 4 日分の給食代になります。インドのカフェコーナーではみなさん語り合って思いを共有していただければと思います。
(メッセージ)
(サポートチーム G )
サポートチーム G ではスタッフを募集しております。毎週金曜日に東松島に向けてボランティアバスを出発しています。今みなさんにお願いしているのは、お一人でも多くの方に被災地をぜひ見ていただきたい。それから被災地のことをみなさんにお伝えしていただきたいということです。大和のみなさんもぜひご参加ください。よろしくお願いします。
(チーム ピース チャレンジャー)
カッコーフェスタの 6 日には「かなボラ応援隊」の活動である、女川の仮設住宅で作っている布ぞうりの販売もあります。カッコーフェスタの当日に布ぞうりの材料となる T シャツを集めますので、ぜひお持ちいただけたら有難いです。よろしくお願いします。
また、今回夏に行ったミュージカル「平和ぞうれっしゃ」で招聘した青年、アナンの児童労働の自らの体験を描いた映画の上映会を、 大和市 民活動推進補助金をいただき、 12 月 11 日渋谷学習センターの講習室にて行いますので、こちらもよろしくお願いします。
( 大和市 民活動センター)
今年のカッコーフェスタは 21 団体が参加します。 11 月 5 日(土) 6 日(日)、大和商工会議所の産業フェアと同時開催で多くの人が集まります。「市民活動ってなんだろう?」と眺めるだけでも結構ですし、当日はスタンプラリーもあってお子さんを連れてゲーム感覚でお寄りください。きっと何かが見つかりますよ!
大和市民活動センター TEL 046−260−2586
第141回 10月18日 NPO法人ワーカーズ・コレクティブ想
1988年1月、32〜33名の家庭の主婦が自分たちが高齢になった時に少し豊かな大和にしたいという思いから大和市の福祉や町の状況を調べて学習を始め、10月18日に今で言う訪問介護、ヘルパーさんの会を作りました。本日2011年10月18日は24歳のお誕生日になります。
団体名の「ワーカーズ・コレクティブ」は会員が平等の立場で運営(経営)して働き育てていくという働き方のことです。働く人が自分が意思を持ってこの会に参加したという意思表示の表れとして入会時に2万円の出資をしていただきます(退会時には返還)。「想(そう)」は人を想う、自分を想う、地域を想うという意味です。「どんな状態にあっても一人の人間の尊厳が守られる社会とするために、また自分らしい生活が続けられるために、ごく自然なこととして助け合っていくことのできる、豊かな地域社会にしていきます」という理念のもとに活動し、現在約200名の会員がいます。
設立当時は「地域社会」という言葉自体が世の中にはなく、この着眼は新しいものでした。 最初は高齢の方、病気を持っている方、子育て中のお母さんたち、生活のことでお困りになっている方のお手伝いをということで「助け合い」の会を有償で始めました。当時は有償ということで批判も受けましたが、1時間いくらと決めることで利用者さんがお礼などの気遣いをせずにすむ関係をつくっていきました。お掃除一つでも利用者さんのやり方を尊重して行いますから大変なのですが、勉強にもなりました。
介護保険事業が2000年からスタートし、利用者さんの声を受けて私たちも訪問介護事業所となるためにNPO法人化しました。役所関係のことに慣れていませんでしたから書面など本当に大変でしたががんばりました。
5年前に神奈川県から介護予防につながるような健康体操をモデル事業として行ってほしいという依頼があり、その時にはインストラクターと栄養士さんがついた30回のコースを行いました。そのままにしてはもったいないということで、ご近所の人に声をかけてチラシを配り、高齢の方を対象にワーカーズ想の事務所の4階で健康体操を始めてもう4年になります。1回300円で、最高齢の方は91歳の男性です。一昨年ガンになった方が「僕またここに戻ってくるから、先生に『もうだめだよ』と言われても僕には会いたい人、行きたいところがあるから絶対治ります」と仰って2ヵ月後にまた戻られました。このことで私たちは待っていてくれる、行かなきゃいけないところがあるというのが力になるんだっていうことを実感いたしました。
その他に福祉のお仕事をみなさんに知っていただくために大和市市内の福祉関係の事業所が合同で行う「介護のお仕事就職相談会」や、「茶OH!(ちゃお)」という誰でも寄れて地域のつながりをつくることを目指したお茶飲み会を市内に広げる事業『ふくしの手』を大和市、「パパボラやまと」、「敬愛会」と協働で行っています。
会の設立当時に関わっていた方が子育てを終えてまた人の役に立ちたい、でも常勤は無理だからという時にワーカーズ想を思い出して戻ってきてくれて、これは本当に嬉しいことでした。これが想の働き方を象徴していると思います。また、ワーカーさん(想で働く人のことをこう呼びます)は利用者の方と1対1の対人関係の仕事ですが、月に1度一緒にウォーキングをしたり、同じワーカー同士だと素直に相談し合えたり、仕事を通して絆が深まりました。
(メッセージ) みなさん仲間になってください。いい時間が自分のものになります。人のためにできること、それがひいては自分のところに戻ってきます。ぜひ、お仲間にどうぞ。
*11月定例会は公開です。興味のある方はどなたでもどうぞ。
11月26日(土)10:00〜12:00 大和市勤労福祉会館3Fホール
11月27日(日)10:00〜12:00 桜ヶ丘学習センター
*
介護福祉士受験応援講座
第4回 10月27日(木)18:30〜20:30
NPO法人ワーカーズ・コレクティブ想 046-271-4165
第140回 10月4日 食のアトリエ
生活クラブ生協のメンバーが主体となり、お料理の智恵を持ち寄ってみんなで一緒に食べたり、地域の人にも食べ物のことを伝えたいとお料理教室を始め、平成 14 年 10 月会が発足しました。ごはんを「食卓」と捉えて、家族で楽しく食卓を囲む、大和にそういう食卓がたくさんできるといいなと考えて活動しています。
活動内容は、平成 18 年から「親子もぎとり&クッキング」を年 1 〜 2 回実施しています(平成 21 〜 23 年度は 大和市 協働事業として行っています)。平成 20 年には「大和りんごプロジェクト」として「りんごとくらす一年」を実施し、大和市内の遠藤さんというりんご農園でりんごの花を見て、袋かけをして、もぎとりをさせていただきました。この様子を DVD にして、さらに平成 22 年には「りんごとくらす一年」という絵本も発行しました。絵を描いたのはメンバーの間山勢津子さんですが、原画のタッチがあまりにも素晴らしいので学習センターで原画展も開催しました。その他には個人のお店やレストランなどでりんごやトマトを使ったお料理を作ってもらったり、「やまとまとフェア」として大和産のトマトをみなさんに知ってもらうキャンペーンを行いました。今年は農業体験として市内の「なないろ畑」の畑をお借りして昔ながらの農家の小麦作りをしました。とても大変でしたが自分が手がけたものは人がなんと言おうとおいしいです。この小麦で今月 15 日の高中地区地域家庭教育活性化会議主催の中学生向け料理教室で「すいとん」を作る予定です。今年は悲しいことが起こってしまったのですが現実に目を瞑らずに小麦が放射能に汚染されていないか検査をし、だめなら中学生にもきちんと伝えたいですし、良かったら有難くいただきます。
いろんな人と出会っていると自分たちが考えもしなかったアイディアが生まれてきて、大和にはいいものがいっぱいあるし、消費者も知りたいと思っている、そういうのをぜひ繋げたい、地産地消、食育、安全な食材を地域の人にも知ってほしい、ごはんはみんな食べますから、「食」という共通のもので、楽しく食卓を囲むつながりをつくっていけたら…と活動がどんどん広がりました。
(メッセージ)
「(食のアトリエ憲章より)わたしたちはみな命を食べている。思えば不思議です。食べるということは無数の他者が自分になること。さっきまでりんごだったものが一口かじったとたんにわたしになるのです。そのりんごを育てた太陽の光や、降りそそいだやわらかな雨、吹き抜けた風や大地の滋養が、めぐりめぐってわたしになる。つまり、わたしはりんごを育てた「環境」そのものを食べたことになる…(後略)。」ただ今、メンバー募集中です!薬膳の料理なども学びたいという方はぜひ一緒にやりましょう。お待ちしております。
10 月 15 日(土)収穫した小麦を使った料理教室
10 月 23 日(日)聖セシリア短期大学にて、絵本「りんごとくらす一年」(大判)
11 月 5 日(土)なないろ畑でおいもほり&中央林間小学校にて料理教室
11 月 17 日(木) 大和市 保健福祉センターにて「アトリエちゃんスープ教室ホカホカ編 冬をのりきるスープ」
食のアトリエのブログにイベント情報を掲載しています
番組パーソナリティーのジョニーさん(中央)と一緒に
第139回 9月20日 大和さくら里親会
相模原児童相談所の中に里親会がありましたが、相模原市が政令指定都市になるのに伴い大和市の里親会が 1 年半前に独立しました。 11 組の夫婦が会員です。
里親制度は親の病気や経済的困窮、虐待などいろいろな事情で家庭で生活ができなくなった子どもたちに対して里親が愛情を持って家庭で養育するという制度です。里親の形には社会的養護という意味での「養育里親」、お子さんと縁組していかれる里親さん、虐待された子どもたちへの知識を持った「専門里親」、または三親等までの親族の里親があります。養育里親の中には、夏休みや冬休み、週末などに施設の子どもたちと交流して家庭を経験させてあげる里親や、緊急時に預かる里親もあります。
( W さん)里親になってまだ 2 年半です。里親認定を受けて最初にお預かりしたのは児童相談所から緊急で連絡があったお子さんで、了承すると家の片付けをする間もなくあっという間に来られました。テーブルの籠に入ったお菓子と果物を見て「おばちゃんちはいっぱい食べる物があるねえ、おうちは食べる物がなかったからバナナの皮も食べてたんだよ」と言いました。毎日外でやきいもを作って食べてほおばった写真が残っていますが、おうちに帰ってどうしただろうなぁと思い出します。
( S さん)これまで 40 人以上の子どもたちと出会いましたが、食べさせてもらえないという子どもたちもたくさん預かりました。中学生の頃にお預かりしたお子さんですが、幼い頃に家ではお菓子の袋に「○○は食べるな」と書いて封をしてあり、帰宅した父親に「今日は食べたか?」と聞かれても虐待をする母親が怖くて「うん、食べた」と言う。夜中にお腹が空いてポテトチップスを食べると次の朝見つかってベランダに裸で放り出されてしまう、今は成人されましたが今でもその思い出を語ります。よっぽど辛かったんだろうなあと思います。我が家に来た子どもでまず聞くことは「おばちゃんのうちにごはんある?」ということです。子どもは本当に必死でその中を生きているということをみなさんに知っていただけたらと思いお話しました。
里親さんはみんないっぱいの愛情を注いであげたいと思いますが、子どもたちは今まで素直に「何か食べたい」「ありがとう」という形で表現をしてきていませんから、見事なほどに私たちを逆なでします。本当に「もう!」と思うような態度を大きくても小さくてもします。試して、試して、試して、自分をどこまでこの人は受け入れてくれるのかなというのをきっと探っているんですね。それが本当にわかった時には「愛おしいな、可愛いな」と思えるんですけど、そこに行き着くまでの間は葛藤があると思います。
月 1 回でも継続して付き合っているとその子たちが帰って来られる場所になります。夏休みやお正月、成人してから「ただいま」と帰ってきてくれると嬉しいです。みなさんに里親のこと、血のつながらない親子関係で社会的な養護をしている人が大和に 11 組いることを少しずつ知ってほしいと思い、またその中に参加してくださる方が一人でも多く増えてくださることを願っています。
(5 歳・ 3 歳の頃にお預かりした兄弟とお母さんに送るリクエスト曲:岡本真夜「 tomorrow 」 )
(メッセージ)
子どもはたった一人の信頼できる大人に出会うことによって生きる力も能力もどんどん開発して素晴らしい成長ができます。そういう子どもたちがもっともっと一人でも多く増えて欲しいです。子育てに困ったり、里親に興味のある方はぜひ私たちのところにお電話していただければ嬉しいです。がんばって子育て中のお母さんは悩んでしまったら一人で考え込まず、市役所や児童相談所でもいいし、身近な方ででも「今ちょっとうまくいかないんだよね」と愚痴をこぼすような気持ちでお話していただきたいと思います。
神奈川県里親会「里親月間里親研修会」
『今だからこそ子どもたちを守りたい、あなたの愛情を必要としている子どもたちがいます』
10 月 22 日(土) 12 : 30 〜 14 : 40
基調講演「発達障害と子ども虐待」(杉山としろう先生)※誰でも参加可・入場無料
鎌倉生涯学習センター にて
番組パーソナリティーのジョニーさん(中央)と一緒に
第138回 9月6日 カトレア会
カトレア会は粘土工芸(クレイクラフト)の会です。 15 年ほど前に近所の方から粘土工芸を紹介されたことがきっかけで始めました。最初は趣味で励んでおりましたが、 6 年前からは講師活動を始めました。
私たちは 2 種類の粘土で作品作りをしています。 1 つは石粉(せきふん)粘土で、無形のものから自由に形を作り、それを太陽で自然乾燥させ、アクリル絵の具で好きな色を塗り、艶出しニスを塗って完成させます。もう 1 つは軽量ソフト粘土です。こちらはカラー粘土を混ぜ合わせて好きな色を作り、形を作って自然乾燥させると出来上がります。石粉粘土は工程がたくさんありますから時間もかかり、色を塗る作業は少し大変ですけど、できあがりはとても楽しみです。
粘土工芸を始めるきっかけは、展示会などで作品を見て自分でも作ってみたくて、という方が多いです。みなさん最初は「不器用なので自分にできるかどうか」と仰いますが、手に取ってみれば先に進み、楽しみがいっぱい膨らんでいきます。教室では最初はお花の作り方を習います。バラでしたらバラ、百合でしたら百合、その花びらの作り方から行います。花びらは 1 輪分、 15 枚でしたら 15 枚の花びらを先に作って並べ、そしてあとはそれをそのお花の形に組み立てていきます。
制作中にはみなさんでおいしいランチのお店の情報を交換したり、子育ての話などを聞いたり、もうすごく楽しいです。それが聞きたいがために通っているようなところもあります。新しい人間関係が生まれて、情報を仕入れて、作品もできて、そして部屋や玄関の飾りにしたり、家中ありとあらゆるところ、バラの花でいっぱいです。何かのお礼の時に手作りのお花を作って差し上げると結構喜ばれるので、相手の方に喜んでいただけるように一生懸命作っています。
(ジョニーさんより作品の感想)作品を見せていただくと、とても粘土とは思えないですね。とてもきれいに色が塗ってあり、本物のお花と見紛うほどのものです。お花の入った籠やネームプレート、飾り皿のようなもの、バスケット、壁掛けやウェルカムボード、淡い色のウェディングブーケやブトニアは結婚式の後も飾っておけるところがいいですね。
(メッセージ)
全く経験がない方でも大丈夫です。手作りの楽しさを確実に実感していただけますので、ぜひともお教室にまず見学にいらしてみてください。
連絡先 大和市 民活動センター 046-260-2586
番組パーソナリティーのジョニーさん(後方)と一緒に
第137回 8月30日 大和北部おやこ劇場・大和南部おやこ劇場
子どもたちがテレビなどに夢中になる中、本物の体験をしてほしいと1970年に九州で「おやこ劇場」で生まれ、大和では1980年に発足しました。生の文化体験と、舞台を一緒に見て日常も遊べる仲間作りを目指して、年に4回の舞台鑑賞と年に1回のおやこまつり、夏には自主参加のキャンプをしています。大和では北部・南部合わせて1250人の会員がいます。地域ごとにブロックに分かれ、さらにその中に活動単位として5〜6世帯のサークルがあります。
舞台鑑賞は北部・南部合同で行い、おやこまつりは市内3ヵ所に分かれて廃材を使ったおもちゃ作りをサークルごとに教えあったりします。 生の舞台は演劇、人形劇、音楽ではジャズ、クラシック、アンサンブルの小さな楽団や、バレエ、フラメンコ、パントマイム、落語など多彩な内容です。舞台鑑賞にあたっては「取り組み」を大切にしています。これは、小さい子たちは劇を見る前に登場人物の名前になじむような遊びを取り入れてカード遊びをしたり、ぬり絵をしたりお面を作ったり、高学年部では舞台の時代背景や社会情勢、登場してきた人の人生観もみんなで調べたりして前準備をして、見終わった後は感想交流したりするものです。見たことが自分たちの心に残っていくようになったらいいなと思いますし、また、このような「取り組み」を通して日常的にサークルの人たちと繋がりあう、顔を見て話す、見守って見守られて過ごすということを大事にしていきたいというのがこの会です。
3歳〜小学校3年生までの親子は低学年部に入ります。低学年部のおやこキャンプでは、3歳より小さい弟や妹も参加できますが、お兄さん、お姉さんの薪割りを真似してごっこ遊びをしていたり、最初はお母さんから離れなかった子が次の年にはソーセージを包丁で切っていたり、「ああやりたい、こうやりたい」というのが積み重なって成長していくのがわかります。また、おやこ劇場の仲間の異年齢のいろんな年の友達、いろんなタイプのさまざまな性格の子たちと過ごすうちに控え目だった子が少しずつ積極的になってきて本当に友達や遊ぶのが大好きな子に育ったり、誘った友達も小さい輪じゃなくいろんな友達と遊べるようになったとお母さんから聞いて嬉しかったりしました。同じサークルの男の子、女の子も自分たちで遊ぶ約束をするようになったり、汗を流して一生懸命遊んでいる姿を見ていると集団で遊んでいる姿が微笑ましく、こどもからパワーをもらっているように感じてそういうこともすごく嬉しく思います。
(メッセージ)
自分で行動できる子になってほしいとか、人の気持ちをわかる子になってほしいというのはどのお母さんも思っていることだと思っています。生の舞台は生身の人間が演じ、いろんな登場人物やいろんな状況があって「ああなりたい、ああしたい」と自分なりに感じ、考え、行動できるようになると感じています。もし地域でチラシをもらったらぜひ話を聞いてください。仲間と一緒に素敵な舞台を見て、子どもたちの生きる力、心を育てていきたいと思います。
大和北部おやこ劇場(南林間事務所) 046-276-1395
大和南部おやこ劇場(桜ヶ丘事務所) 046-269-2247
番組パーソナリティーのジョニーさん(左から2番目)と一緒に
第136回 8月16日 柏木学園高等学校短歌書道部
柏木学園の短歌書道部は短歌や書道だけではなく、ボランティアや吟詠剣詩舞などにも力を入れて取り組んでいます。入部のきっかけは友達に誘われたり、顧問の濱谷先生に「遊びに来てみない?」と言われて行ってみたら「上手」とおだてたれて調子に乗っているうちにいつのまにか入っていたり、見学に行ったら吟詠剣詩舞が格好良くて自分でもやってみたいと思ったりとさまざまです。現在 1 年生が 8 名、 2 年生が 3 名います。吟詠剣詩舞での舞のために、スクワットで体を鍛えることもしています。
8 月 6 日〜 8 日には福島県で行われた全国高等学校総合文化祭に、吟詠剣詩舞の神奈川県代表として出場しました。師匠の先生に良かったと言われましたが、後でみんなで「まだできたんじゃないか」と話しました。福島県の高校生に神奈川県の参加校から色紙を贈りました。大会に参加する前に柏木学園高校の 3 年生のお母様が短歌書道部全員と顧問の先生に袋を作ってくださって、この袋のお陰でみんなの絆をさらに深めることができ、とても心に残りました。色がそれぞれ違っていたので自分の着物をほどいて作ってくださったのではないかと思いました。大会での移動中のバスの中では白虎隊の歌を歌ったりしました。
ボランティア活動は毎週水曜日に行っています。これは自主的でもあるのでみんなそろってというわけではないです。学童施設の小学生の子と遊んであげたり、最初はちょっと大変だなと思っていましたが、だんだん慣れていくうちに楽しくなってきて、子どもたちからも「また来てね」と言われたりして、毎週行くのが楽しみになっています。その他に今月は 大和市 民活動センターの「ワン・ピースとの交流会」に行ったり、「視覚障害者との交流会」でのウィーンホールコンサートの準備のお手伝いもさせてもらいました。舞台は表舞台の人だけでなく、裏方の仕事が舞台の出来不出来を左右するほど大きな役割を担っているのだと感じました。大学生の方と一緒に小学生の子たちと川で遊ぶというボランティアもしました。大学生にすごく良くしてもらったのですが、あだ名で呼ばれたりもして楽しかったです。そして、ボランティアでの体験を短歌にして顧問の先生に見せます。最初は本の言葉をそのまま使ってもいいからと言われています。
(メッセージ)
今回のラジオ放送で柏木学園の短歌書道部の活動をみなさんに少しでもお伝えすることができて嬉しいです。こういう古風なものはダサイとか思われがちですけれど、やってみるとかなり楽しいです。ボランティアは面倒くさいとか思ってしまうかもしれませんが、その面倒くささもやってみないとわかりません。私たちよりも人生について多くを知っている先輩方に会って貴重な体験をさせていただいたり、達成感、充実感もあります。ぜひ短歌や書道を経験してみてください、また、ボランティアにも参加してみてください。
(問い合わせ) 柏木学園高等学校(濱谷) 046-260-9011
番組パーソナリティーのジョニーさん(後方)と一緒に
第135回 8月2日 柏木学園高等学校短歌書道部 顧問 濱屋美代子先生
「つまんない」と言って生活している子どもたちに何か目的を見出してあげたいと考え、私が芸術系のことに興味があり、お金がかからないものをと考えて、紙と鉛筆さえあればできる短歌を始めました。最近は携帯電話があるので紙と鉛筆がなくてもできます。一番最初の平成10年頃、手紙を書いてきた生徒の文章から5音、7音になっているものを拾ってつなぎ合わせ、短歌にして見せたときに「えっ、こんな風にできるんだ」とびっくりしていました。一瞬でも感動があれば子どもたちはスポンジが水を吸い込むようにその世界に入っていけます。大人が忘れてしまった、15才でなければ感じられないものをキャッチして言葉にできる、彼らはそういう時代を生きています。「つまんない」という思いを吐き出すためでも短歌は作れると思います。
短歌書道部ですから短歌を作って書道をしますが、より深い短歌、より書道の表現を深めるためにいろんなことをしよう音楽を聞いたり映画を観たり、遊園地にも行きました。短歌じゃなくてそういう経験が楽しいといって部員が増えることもあります。短歌ノートを作らせ、そのノートを見ると「土・日でこんな経験をしたんだな」とわかります。書道は中国の古典を臨書(見て書くこと)をしたり、割れた筆やティッシュペーパーで前衛的な作品を書かせることもあります。その時見た人が感動すればもうそれは作品なんです。他にも何かないかなと吟詠剣詩舞、詩吟を始めました。扇や剣を持って踊り、それを短歌にする、書で表現する、そしてコンクールに出す、ということもしています。
その他にはボランティア活動があります。今年の1年生ですが、毎週水曜日に「特定非営利活動法人ワン・ピース」に行っている生徒がいます。行って帰ってきたときの目の輝きが違っていて短歌の宿題を出しました。最初は「挨拶し 施設に入るが 話せずに 座ったままで じっとしていた」というところから始まり、子どもの方から話しかけてくれたりしている中で、とても成長したと感じたのは「おちゃめっ子 笑顔ふりまく りっちゃんも 鏡の前では 髪整える」という短歌でした。観察できる余裕が生まれたんですね、本当にこれがボランティアの醍醐味なんだなって思いました。ボランティアする側も、またしてもらっている側もお互いに大切なパートナーで、癒されて帰ってくる子どもたちを見るのが楽しみなんです。彼らもいろいろな面を持っていていい面ばかりではありませんが、ボランティア先の方がいい面を見逃さずにキャッチしてくださっていて有難いなと思っています。
8月7日(日)には吟詠剣詩舞が神奈川県高等学校文化連盟の全国大会に出場します。会津若松市で開催されるので、福島県の高校生たちに何をしてあげられるかなと考えて、まずは行って励まそう、そして一緒に吟詠しようと8人が参ります。その他にはランドマークプラザでのサマーコンサートや、浜名湖で行われる短歌の結社の全国大会に行きます。 他の学校の部活動さんともぜひ一緒に交流を持てたら有難いと思っています。ぜひご連絡ください。
(メッセージ) なかなか経験できないことを体験できる、そこに絆が生まれてきます。本物がぶつかり合う、そこには感動が生まれます。まずは地元大和から、このラジオを聞いているみなさんから、今私たちは心を一つにまとまる時だと思います。思いを一つにしませんか?絆と感動を共有しませんか?一緒に活動しましょう。
(問い合わせ) 柏木学園高等学校(濱谷) 046-260-9011
番組パーソナリティーのジョニーさん(右)と一緒に
第134回 7月19日 公共市民塾
「公共」について考えてみようと会を始めました。国とか行政に依存するような生活のあり方でもなく、いわゆる市場経済の中で埋没してしまうだけの生活の仕方でもなく、自分たちの社会の中で、人のつながりの中で生活を見ていきたい、そのあたりを「公共」というところに思いを託して学習していこうという会です。
みなさまご存知のように、今から 250 年も前にイギリスの経済学者・思想家であるアダム・スミスが『国富論』という書物を出しました。彼が考えている市民の社会というのは 3 つなんです。法・経済・道徳の 3 つの世界が1つになったところで人間は皆生きているわけですが、道徳というと堅苦しい感じがしますが、中身は人間と人間の関わり方、関係、そこのところで自立した人間がお互いを理解しながら生きていくことで経済の世界も、あるいは国なり法律なりの世界もうまく保たれていくということを言いました。 250 年前に活躍した人でも、今改めて読んだり考えたりして十分意味のある考え方ですから、それを現代に活かしてやってみようかと月 1 回さまざまな課題図書を決めて読み、意見を交わし合っています。最近読みましたのは『日本の第 3 の道』です。元イギリス首相だったトニー・ブレアの提案した、昔風に言うと資本主義と社会主義のそのどちらでもない第 3 の道、新自由主義とも違う、お互いがお互いを認めて活きて行く共同体的な生活といいましょうか、そういう道に生きていくにはどんな社会を考えたらいいか、という本です。会ではいろんな職業の人が集まって、もう途中からはテキストを離れて勝手にしゃべり出して、実際の職業体験や生活に裏付けられた意見になりますから非常におもしろいですよ。
3 月 11 日の東日本大震災以降生活のあり方がガラッと変わったように感じます。公共市民塾でも読書会だけでなく、街に出ての表現活動もし始めました。 6 月 11 日の全世界で行われた 100 万人脱原発 100 万人アクション、神奈川県では桜木町からスタートしたデモ行進にも参加をしました。昔から反原発を訴えていた人、子どもを守りたいからと参加した人、社会の動きに合わせて参加した人、参加者は多層的になっていました。今起こっていることと「公共」はどう絡むのか、個人的には推進でも反対でも、または「わからない」でもいいのですが、積極的に関わること、運動に参加する、物資を届けることでも、関心を持って動くことによって状況は打開されるのではないかと思っています。福島第一原発が建設された頃、若い人には反対の人が多かったのですが、「町の繁栄のため」と言われるともうだめでした。しかし町の景気が良かったのも一時だけでした。声を出すことが大切だと感じます。また、これまではマスメディアや行政からの情報などの縦のつながりしかなかったのですが、これからは横のつながりが大切ではないでしょうか。縦のものもとても重要ではありますが、縦と横の網の目の中で暮らしを作っていくことが改めて必要であると非常に感じています。横のつながりを作るには家にいてはできませんから、町へ出てみたり、いろいろ参加すると、横のつながりが芽生えていくのではないかと思います。
(メッセージ)
経済的な問題や日本人としてのアイデンティティー、精神的な部分も含めて、明治維新と比べても同等くらいの転換期が訪れていると思います。前向きにいろんなことに関わる、という中でわれわれの活動に関心を持って関わっていただいてもいいですし、町内会とかすごく小さなところでもさまざまなことに関心を持って積極的に取り組む時代だと思います。ぜひ、やって行きましょう。読書会も常時参加者募集中です。おしゃべり感覚でやっていますから、ご興味を持たれたら、お気軽な気持ちでぜひ来てください。
(問い合わせ) 大和市 民活動センター 046-260-2586
番組パーソナリティーのジョニーさん(左から2番目)と一緒に
第133回 7月5日 柳とあそぼう引地川実行委員会 トンボ調査班
1993 年、コンクリート護岸だった引地川が市民の声が反映して自然護岸という今のかたちに戻りました。この自然護岸は柳を植えて根を張る力で岸を護るかたちなので、柳と親しみながら柳による護岸をみんなで守る活動をしようとグループを作りました。引地川は 20 年ほど前はすごく汚い川でしたが、お掃除をする団体や、環境を守る団体によってきれいになりっていろんな生き物が蘇り、 2004 年には 大和市 では絶滅したと言われていたハグロトンボがたくさん現れました。その時からハグロトンボの調査を始めました。
====大学 4 年生 清水頭さんのお話=====
僕は 2 年くらい前から引地川に関わってきました。その 2 年前に比べるとだんだん生き物の種類が増え、どんどん環境が良くなっていくように感じました。昔から生き物が好きで子どもの頃はよくトンボも捕っていたので、一度しっかりトンボの調査をしてみたらどうかと団体の方に提案したところ「トンボ調査班」の活動が生まれました。
調査では引地川のふれあい広場よりも下流にある御嶽橋(おんたけばし)から川の中に入り、川を上りながらトンボの数と種類を数えます。トンボの動きにはある程度周期性があり、見慣れてくればどの個体をもうカウントしたかわかってきます。虫網で捕まえるのは経験がないと難しいですが、難しいからこそ楽しいんですよ。初めてトンボを捕る方も、川の中に入って本気で虫を捕ることなんてやったことない人が大半なのですごく新鮮で楽しいと感想を聞きます。 20 年前のお話を聞くとその頃トンボは 3 〜 4 種類しかいなかったようですが、今では確認しただけで 15 種類にまで増えています。赤とんぼだけでもウスバキトンボ、アキアカネ、ナツアカネ、ゴシメトンボとたくさんいますが、最近注目なのはイトトンボです。今年は 3 種類確認されています。最近の調査で驚いたことは、同じ種類、同じ性別のトンボでも未熟な個体、成熟した固体、年を取っているか、新しいかでずいぶん見た目が違うということです。 5 〜 6 月の季節にトンボを捕ったことがなかったので、羽化したての新しい個体というのがこんなに違うんだと驚きました。トンボは幼虫の時のヤゴは川の中にいますが成虫になると陸上で活動することになるので、生息するのに川の水質だけでなくて川の周辺の環境にも影響されます。そういう意味でもその地域の総合的な環境が見れるんじゃないかなというのがトンボの魅力の一つではないかと思います。
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ハグロトンボのヤゴの調査を何年か続けていく中では、ヤゴの大きさにどうも 2 種類あるとわかり、ということは 2 年生なんじゃないかな…など日々調査をしながら学び、「こうなんじゃないかな」と推測しながら探求している面白さがあります。引地川は自由研究の宝庫です。
(メッセージ)
トンボがたくさん行きかう 大和市 になったらいいなと思っています。本当に子どもたちが虫取り網を持って駆け巡る姿を見れるようになるのが夢なので、そのためにはやはり川を守り、調査をしていきたいと思っています。ぜひ一緒に参加したいという方、ご連絡をお待ちしています。
トンボ調査 7 月 16 日(土) 9 : 30 から
ふれあい護岸草刈り 7 月 10 日(日)
7 月 18 日(月・祝)「引地川かわくだり」
8 月 6 日(土)ハグロトンボ調査
番組パーソナリティーのジョニーさん(中央)を囲んで
第132回 6月21日 つきみ野まちづくり委員会
大和市 のつきみ野地区は、昭和 40 年代の大規模な土地区画整理事業で東急の一戸建て住宅地を中心に開発されました。それから 40 数年が経ち、緑の減少やミニ開発等のいろいろな変化が出てきています。それに対して住環境を守ろうという活動も出てきており、私たちまちづくり委員会もそのうちの一つになります。みんなでまちづくりに関する自主的なルールを決めてそれぞれができることをやっていこうという活動です。
まちづくり委員会の前身の団体は平成 14 年にできました( 16 年から現在の名称)。最初の大きな活動は平成 19 年にまとめた「つきみ野まちづくり構想」です。この中で目標とするつきみ野の街の姿を「多世代の家族が共に暮らせるまち、身近な緑を楽しめるまち、安心して暮らせる安全なまち」と表しました。その中に戸建て住宅地の住環境を守る、住宅や店舗の緑化を進める等のいくつかの方針があり、方針に沿った活動の一つとしてまず景観問題に取り組むことになりました。地元の意見を聞き、アンケートを取り、勉強会をしたりという活動と続け、その具体的なまとめとして今回「つきみ野景観まちづくりガイド」が完成し、今月全戸配布しました。内容は「つきみ野が生まれて 45 年、まちの姿は変わる」というところから始まり、地域がどのような形でまちとして生まれてきたか、どのような変化があったか、景観づくりというのはどういうものに基づいているのかということと、後は具体的につきみ野で撮影したカラー写真を掲載して「花や緑が豊かな落ち着きと品格のあるまち」を目指した景観のモデルを示しています。
写真掲載にあたって個人のお家には了解を取りに行きますが、とても綺麗にされているお宅ですが「評価されて嬉しいけれど落ち葉などで迷惑されている方もいるので…」というお話を伺ったり、さらに落ち葉が風で飛んで迷惑がかかるのでコンクリートの塀にしたというお家、逆に空き巣に入られたので塀はやめて生垣にしたというお家もありました。こちらとしては緑がいいと思っていましたが答えは一つじゃないということがわかり、正解はないのだけれど、じゃあどうすればみんなが落ち着けるのかと最大公約数をみんなでああだこうだと言いながら探して、このガイドは完成しました。いろんな考え方があって当然ですから、完成後もいろんな意見をいただいています。
その他の活動としては「アダプト清掃」という市の事業に協力し、毎月最終日曜日に駅前の鶴舞通りで清掃や植え込みの剪定をしています。毎年秋には「チューリップ作戦」行います。 1000 個の球根を親子で植えてもらって名前のプレートを挿します。「いつ出てくるかなぁ」と楽しみに待ってくれていると思います。
(メッセージ)
今チューリップを植えているスペースは 5 年前はゴミがとても多かったのです。この 3 年位でそれも変わってきて今では紫陽花が咲いてくちなしが香っています。ゴミはゴミを呼んで花は花を呼ぶのですね。アンケートで自宅前の清掃や花植えなどは 9 割くらいの方ができるという答えをいただいた地域もあります。少しずつのことでもみなさんがやっていくことによってずいぶんまちは変わっていくだろうと思います。「景観まちづくりガイド」にはお散歩マップも載っていますからぜひ持ち歩いてみてください。最終日曜日の清掃活動もぜひお越しいただければと思います。
番組パーソナリティーのジョニーさん(左から2番目)と一緒に
第131回 6月7日 大和市芸術文化振興会
平成 20 年 4 月、大和にはいろいろな文化団体がありますけれども、少しでも地域に芸術鑑賞の機会を提供し、心豊かな地域づくりにちょっとでも役に立てたらと演奏家のみなさんと共に大和芸術文化振興会を発足いたしました。メンバーは 30 名、そのうち 20 名が演奏家です。
=====入会のきっかけ======
(渡辺さん)もっと地域の方に近いところで活動し、音楽、芸術文化を通じてみなさんとお会いしたいと思いました。また、発起人の小林さんが演奏家でなく画家で、私たち演奏家とは違う目線を持った方と活動することに魅力を感じました。
(橘和さん)小さい頃から高校、大学とクラシックを学びながら「音楽ってなんだろう」と疑問を抱えてきました。そして、すごく身近なお客さまが喜んでくださるところに私の喜びがある、このような音楽をやりたいと思った頃にこの会と出会いました。私が目指してきたことがこの活動の中にありました。
定期的な活動として毎月第 4 日曜日の「ティータイムコンサート」があります。 3 月には 1 時間半〜 2 時間のプログラムをきちんと組んで、演奏者が自分の得意な分野を披露する「ウィーンホールコンサート」がありますが、今年はそれを終えてから出演者たちが集まって「外出のついでにでも、本当に気軽に聴きに来られるものをやってみない?」という話になったんです。生活の中で身近に「音楽っていいわね」「癒されたね」と感じてもらえたらと。 5 月は震災の後でみなさん複雑な心境の方が多かったと思いますが、声楽の方がクラシックの名曲や日本の歌を歌ってくださって心が通じ合えたのか、ホッとするコンサートにできたのではないかと思います。その時には 大和市 民活動センターにボランティア登録をしている柏木学園高等学校の生徒さんがお手伝いに来てくれて、セッティングや掃除、受付などのコンサートの裏方の仕事を一緒にしてくれました。あとで感想文をいただきましたが、いろいろなことを感じて音楽も楽しんでくれたようでとても嬉しかったです。
また、演奏するだけが文化じゃなく、照明や会場のセッティング、お客さんが来た時に気持ちよく迎える雰囲気作りなどの環境整備が一つの文化ですから、ぜひ高校生や大学生にも体験して何かを感じてもらいたいと思っています。夏休みには子どもたちを対象に楽器に触れたり、楽器を作ったり、演奏会も含めて楽しい 1 日を過ごしてもらう「楽器探検隊」も行っています。
(メッセージ)
ぜひお気軽にウィーンホールに足を運んでください。 6 月 26 日(日) 15:00 からティータイムコンサートを行います。そして、同じような熱い思いをお持ちの方、音楽に限らずいろいろ芸術に関わるものを一緒に活動したいと思っておりますので、ぜひご連絡をお待ちしております。よろしくお願いいたします。
大和市芸術文化振興会 事務局 050-1387-8974
ウィーンホール
第130回 5月31日 NPO法人大和いきいきクラブ
東京での仕事が続いて、長年住まわせていただいている 大和市 のことは全然知らないままでした。高齢と後継者がいないため事業を譲渡することになって時間ができ、残りの人生で何か世にお返しをできることはないかと、仕事の友人と話していました。その中で、定年退職者で長年の経験とスキルを持ちながら、私と同じ気持ちを持つ人が大勢いることがわかり、このような人たちが結集すれば何かできると、平成 20 年に会を発足しました。メンバーで話し合った結果、パソコンの基本操作、デジタルカメラ、レクリエーション、野球などが得意であるとわかり、そこから自分たちで出来ることから行動を開始しました。
具体的な活動としては「シニアパソコンクラブ」があります。最初に考えたことは「お孫さんにお手紙を送れるようになりましょう」ということです。Eメールや、パソコンを使って年賀状や暑中見舞いの葉書を作れるような講座を開いています。大変几帳面で、小学校の頃からのアルバムをお持ちになって再編集するんだという生徒さんもいらっしゃって、そのお手伝いもしています。インターネットのつなぎ方なども知っていただくことで少しでも情報格差を解消するお手伝いをしたいと希望を持っています。
その他にはデジタルカメラ講習として、第 1 回目は日大芸術学部写真学科の OB のプロカメラマンの方にお願いして、日大写真科の見学会を行いました。第 2 〜 5 回は撮影技法やプリント講座、実習講座と続けています。楽しみながら、良いものを観て、それに近づけるようにスキルアップできるような講座にしていきたいです。レクリエーション活動はまだ 1 回しか行っておりませんので、この方面が得意な方に、地元でご参加いただけたらいいなと願っています。
それから、私たちのメンバーに元プロ野球、西鉄ライオンズ OB 、プロ野球 OB 会メンバーの片山敏章さんがいます。野球やその後の会社生活で、やはり挨拶が相手の胸襟を開きも、また閉じもしてしまうことを常々実感してきたという経験などから、少年たちを育成するためにはまず良いコーチを育成することが何よりも大切と力説しています。プロ野球 OB 会のコネクションを活用して、このような企画をぜひ立ち上げたいと思っています。
以上のように、私たちは今まで生きてきた証として「年寄りがんばろう」という気持ちでいっぱいの会です。テーマは限らず「何かをやりたい」という者の集団にしたい、エネルギッシュで、年寄り扱いするなと、まだ死んでたまるかと、こういう会に持っていきたいのです。就職でもパソコンスキルが要求される時代ですから、困っていられる方のお手伝い、また障害のある方のお手伝いもできたらと思っています。なんでもお手伝いしたい、もう善意の塊なのですが、善意ほどやっかいなものはないですねぇ!善意を善意として受け取っていただけない場面もいっぱいありまして、大変苦慮しております。
(メッセージ)私たちは限られた人生の中で、まだ少しのことしか知りません。まだまだスキルが小さいです。ですから、みなさんのいろんなアイディアや知恵をいただいて作っていく会、そういう会になっていきたいと思っています。ぜひみなさんに参加していただきたいと思っています。よろしくお願いいたします。
パーソナリティーのジョニーさん(中央)と一緒に撮影
第129回 5月17日 ふるさとやまと三事業推進委員会
今から約 6 年前、大和市で「市民自治区」という取り組みがあり、その時に駅周辺でみんなが集まってなにかやろうじゃないかと集まってこの会が発足しました。大和駅周辺の自治会と商店会が主催し、深見大和地区社協、大和女性防犯会、 JCOM 神奈川や、光中地区の方等のご協力をいただいています。みんなが楽しめて、みんなが顔見知りになり、みんなが一緒になって、「安心安全な街づくり」「街の活性化」「環境美化」の 3 つの事業に取り組み、「住んで良かったふるさとやまと」を作ること目指して活動しています。諸団体とのコミュニケーションを図ると同時に、特に子どもたちとお互いに声を掛合えるような、そういうものをこの活動から築きたいと思っています。
「三事業」の名称通り、事業は 3 つあります。 1 つ目は「ふるさとやまと夏祭り」です。盆踊りは各自治体でやっていますが、お子さんたちが来なくなったり寂しくなってきています。そこで皆で協力して駅前でやろうと始めました。大和駅前東側プロムナードにやぐらを組んで開催しますが、組み方を覚えてもやぐらは木なので毎年毎年どこか違っていて大変ですが、「ああでもない、こうでもない」とそこでコミュニケーションも取れて行きます。お祭りの内容は、昼間はアマチュアバンドのライブ、西側プロムナードの水場ではグリーンアップセンターと共催してどじょう、海老、ザリガニを子どもたち向けに置きました。そして盆踊りは、阿波おどり、よさこい、越中おわら節、秋田花笠、そして子どもたちのよさこいソーランがあります。厚木基地の「盆踊りダンサーズ」も 5 月から練習を始めて参加します。駅前でやっていますから、お勤め帰りの方も盆踊りに気楽に参加していただけます。太鼓の「和鼓連」も素晴らしく、踊りの輪は 3 〜 4 重になります。やぐらで踊っていただく方もお願いするのですが順番を決めるのが大変なほど人気で、これは嬉しい悲鳴です。東側にやぐらを立てていますが、西側にもたてて大和駅をぐるりと1周する輪を作ることが夢です。
(パーソナリティーのジョニーさんより)大きな輪(和)、まさに「大和」ですね。
2 つ目の事業は 9 〜 10 月の土曜日 6:30 〜 7 : 00 に大和駅前で行うラジオ体操と太極拳です。毎回大体 80 名から多い時は 100 名集まります。そしてカードのスタンプもあって、 9 回全部のスタンプを集めるとプレゼントがあります。みんな楽しみに結構カードを持ってきます。参加者はお年寄りが多いですが、最近は小学生が 1 〜 2 人と来てくれるのがやっぱり嬉しいですね。
3 つ目の事業は環境美化活動で、 10 月末と 3 月末の年 2 回、大和駅前の清掃と東側プロムナードの花壇に花を植える活動をします。もともとは光中地区家庭地域教育活性化会議というところでやっていた事業を合同でやるようになりました。自治会の方、それから光中の中学生ボランティアもたくさん参加します。今年は 大和市 観光協会の「花壇コンクール」にも協力し、もうすぐ東側プロムナードにガーデニングがお目見えします。環境美化活動の中で 3 月 26 日には東日本大震災の義援金の募金活動を行いました。
(メッセージ) 3 月 11 日の東日本大震災のことをしっかり心に受け止めて、被災された方々のことを忘れずに、今年度は三事業を推進して参ります。みなさま、どうぞふるってのご参加を心からお待ちしております
第128回 5月3日 引地川水とみどりの会 こどもエコクラブ
「引地川水とみどりの会」ではもともと子どもたちが一緒に活動していましたが、子どもたちには子どもたちなりの目線で環境のことを考えたり、活動をしてほしいということから2008 年に「こどもエコクラブ」が発足しました。メンバーは現在 17 名です。
(本日は、小学5年生4名が出演しました。最初に活動内容について教えてください)
毎年、川そうじのシーズンを始める前に、川の安全調査をします。深い場所や危ない場所があったら「ここはそうじはできない」など調査をして、浅いところ、ゴミがたくさんある場所を中心に掃除をします。この前の調査では水は冷たいところとかぬるいところとか、いろいろありました。川そうじは1か月に 1 〜 2 回しています。腰くらいの深さまで入るときもあります。ゴミは缶とかクレジットカードとか、免許証もあります。封も開けていないお菓子が流れてきたり。あとは茶碗の割れたのや、大きな鉄の四角いなにかわからない重いゴミもあります。夏にはハグロトンボ調査をします。雌は羽も体も黒いけれど、雄は体の先がすごくきれいな緑です。秋に市民活動センターの「カッコーフェスタ」に参加して、シーズンの終わりに慰労会でバーベキューをします。
東日本大震災では軍手 300 組とビニール袋 2000 枚を被災地に送りました。
(活動中のエピソードを教えてください)
(ららさん)川そうじをしていたら空き缶が落ちていてその中にちっちゃいザリガニが入っていてとってもかわいかったです。
(ニディさん)初めて川に入ったときちょっとジャンプしたら滑って最初から転んでぬれてしまいました。川が濁っててよく見えなくてつまづいたいりします。
(えれんさん)みんなでいっせいに転んで洋服がぬれちゃった。藻がつるっとしてるから転びやすいの。
(みおさん)へびの脱け殻を拾いました。びっくりしたけど嬉しかった。お財布に入れてる。
(みんな) 2 メートルくらいあった。みんなで切って分けました。
(川そうじをしていて嫌なこと)
(みおさん)トカゲを見つけたことです。
(ジョニーさん)トカゲが嫌いですか?
(みおさん)好き!かわいい。壁とか草むらみたいなところにいます。嫌なことは鯉がいることです。
(えれんさん)友達と一緒に川そうじをするのが楽しいから嫌なことはありません。カエルは嫌いです。気持ち悪いから。
(ニディさん)私もみおちゃんと同じで鯉がいることです。近づいてきて水をかけてきて怖いです。
(これからこどもエコクラブでどういうことをしたいですか?)
(ららさん)ゴミが 100kg 以上あったら表に○をつけて、全部○が付けられたらみんなで作るお料理を作りたいです。
(メッセージ)川そうじはすこし大変な部分もあるけど、すごく楽しいからぜひやってみてください。参加したい方は、 5 月 14 日(土) 9 時に草柳自治会館に来てください。
第127回 4月19日 大和市役所 市民活動課
本日は市民活動課の仕事と、現在募集中の協働事業等提案制度、市民活動推進補助金制度のご紹介をいたします。
まずは、市民活動課の仕事についてですが、「大和市新しい公共を創造する市民活動推進条例」の施行に関すること、市民活動団体等との連絡調整に関すること、 NPO 法人に関すること、そして、ボランティアに関することでは、ボランティアを始めるにあたり悩まれている人を対象に、相談を受付、情報提供を行うとともに、説明会や見学会を開催し、大和市のボランティア活動の状況やボランティア活動のイメージを持っていただくことを目的とした、やまとボランティア総合案内所を開設しています。
また、県人会をつくりたい、入りたいという方の相談も受け付けています。ちなみに市内では現在12の県人会が活動しています。そして、市民活動補償制度に関することです。市民活動補償制度とはボランティア保険といわれる制度で、ボランティア活動中の事故について補償をするものです。
先ほど触れた「大和市新しい公共を創造する市民活動推進条例」とは、市民が考えた素案を基本に策定されたことが大きな特徴であり、また、「新しい公共」という新たな公共の理念や、「市民事業」、「協働事業」、「提案制度」といった理念を実現するための仕組みが盛り込まれています。
「新しい公共」とは 、市民、市民団体、事業者、行政が、協働して創出し、共に担うという考え方です。
では、協働事業等提案制度のご紹介をさせていただきます。
協働事業等提案制度は、市民、市民団体、事業者、市が、お互いの提案を出しあって、協力しあいながら、みんなのために役立つ仕事をしていくための提案制度です。市民の誰もが参加でき、経過をすべて公開しているのが特長です。
協働事業等提案制度には、市民等が、自由に公共的課題を設定し、その課題の解決にあたり、市と協働することで、効果的な解決が期待できる事業の提案を行う『市民提案型』、市が課題を設定し、その課題の解決にあたり、市民等と市との協働により効果的な解決が期待できる事業の提案を行う『行政提案型』、市が課題とその解決策の事業案を提示し、その事業案に対する市民等からの参画提案を行う『行政提案応募型』、新しい公共の創造に関する市の施策や計画等に関する意見提案の4つの提案様式があります。
平成22年度は栄養サポートやまとからの「プレママ・パパチャレンジ離乳食教室」と、特定非営利活動法人大和市腎友会からの「障がい者と地域住民とのふれあい体験活動を通じた共助・共生社会の実現を目指す事業」が市民提案型として、協働事業提案されました。
平成23年度については、4月15日(金)から5月16日(月)まで提案を募集しています。すでにいくつかの団体から提案にあたっての相談を受けています。
6月12日(日)午後1時より、勤労福祉会館3階ホールにて、協働事業等提案発表会を開催します。提案者から事業の内容、想いを発表して頂き、 多くの人と想いの共有をしていきます。
提案発表会の約1ヶ月後、7月10日(日)午後1時より、勤労福祉会館3階ホールにて、協働事業等意見交換会を開催します。意見交換会では、提案者と担当課で話し合われた調整結果の報告を受けて、協働事業としての実現性と可能性について、多くの人とよりよい協働事業に向けて、意見交換を行い、情報を共有していきます。
どなたでもご参加いただけますので、是非お越し下さい。
次に、市民活動推進補助金制度のご紹介をいたします。
市民活動推進補助金制度は、「大和市新しい公共を創造する市民活動推進基金」を活用して、補助金を交付し「新しい公共」の担い手となる市民活動を支援するための制度です。募集は協働事業等提案制度と同じく、4月15日(金)から5月16日(月)まで申請を受け付けています。
平成22年度は、活動をこれから始める、または、始めたばかりの皆さんに対する補助である「めばえ」に3件、すでに活動をしている皆さんが、より活動を発展させるための補助である「はぐくみ」に3件の計6件の応募がありました。
6月5日(日)午後2時より、勤労福祉会館3階ホールにて補助金の公開選考会を開催いたします。この選考会も、どなたでもご参加いただけます。
(メッセージ)
本日ご紹介した協働事業等提案制度、市民活動推進補助金制度について、4月27日(水)に平成23年度説明会&平成22年度報告会を開催いたします。場所は保健福祉センター1階ホールにて、午前10時より市民活動推進補助金の説明会&報告会を、午後2時より協働事業の説明会&報告会を開催いたします。どなたでも参加可能で、事前の申し込みも必要ありません。また、5月9日(月)の午前9時から午後5時まで、大和市民活動センターにて両制度の相談会を開催いたしますので、是非お越しください。
大和市役所 市民活動課
協働事業提案・市民活動推進補助金について⇒こちら
番組パーソナリティーのジョニーさん(中央)を囲んで写真撮影
第126回 4月5日 南輪の会「元気会」
日産自動車の企業城下町として栄えていた 大和市 南林間も、工場の規模縮小や 2008 年のリーマンショック以降厳しい状況が続いています。そこで若くて活動できるメンバーを中心に、自分たちの街を良くして行きたい、飲食店ならではの盛り上げ方があると考え、自店の発展・繁盛を通して「地域貢献・地域振興」することを目的に『南輪の会「元気会」(なんりんのこえ げんきかい)』を平成 21 ( 2009 )年 2 月 17 日に立ち上げました。現在「つぼ八南林間店」「そばダイニング TAGURU 」「 Pub Lounge 白夜」、「炭火・七輪 ホルモン焼き珍満」「焼肉大豊閣」「カラオケフォーユー館」の 6 店舗で活動中です。
活動内容は店舗ごとに週 1 回行う駅前清掃と月1回 6 店舗合同での駅前清掃、それから町おこしにつながる新メニュー開発の 2 本立てで行っています。新メニュー開発では、 大和市 内では意外といろいろな作物が作られていますが、数が少ないこともあり、安定的な入手が難しいとわかりました。また旬の問題もあります。いろいろなつてから 大和市 で唯一の酪農家さんがいることを知ってお話を伺いに行き、この方の牛乳をいただいて「白プリン」を開発しました。南林間まちおこし文化祭や南林間北自治館での夏祭りで販売しました。現在は東日本大震災の影響による全国的な牛乳生産の不足のため、大和産の牛乳の仕入れも控えさせていただいておりますが、唯一無二の味、大和にしかない味をみなさんにも味わっていただきたいと思っています。新メニューの他にも南林間駅の東口側、下鶴間エリアに比較的生産者の方が多いのですが、こちらから地元産のねぎや玉ねぎをいただいてお店のメニューに取り入れています。「大和では今の季節はこういう野菜がとれますよ」という情報発信をしていきたいと思っています。
(メッセージ)
地元の名物となる新メニュー開発をし、また清掃活動では一般の方たちと、地元の小中学校・高校のみなさんと一緒に街をきれいにする活動ができたらいいなと思っております。今回の大震災で東北で頑張っていらっしゃる方はたくさんいると思います。直接物理的な被害を受けていない我々商売人は何が出来るかを考えますと、我々のようなものでも 120 %、 150% くらいの力を出して頑張ることで立て直していける部分もあると思います。経済の原動力になれるようにこれからもがんばって、ご支援をしていきたいと思っております。そして街を元気にしたいと思っていらっしゃる飲食店の方、もしいらしたらぜひご連絡ください。私たちと一緒に街を元気にしましょう。よろしくお願いいたします。
===東北へ支援に行った菊地さん(「炭火・焼肉 ホルモン焼き珍満」)のお話====
4 月 2 日(土)に福島県の四倉(よつくら)へ行きました。ここは原発から 25km 圏内のエリアで、国道や県道が寸断されているために支援物資が足りていないそうです。「特に燃料が足りない、お水や紙おむつなどの消耗品が手に入らないから欲しい」という声がライオンズクラブを通して直接届いたため「じゃあもうそこへ行こう」と大和リバティライオンズクラブの仲間と共に日帰りで車で行きました。現地は港では船が打ち上げられて逆さまになっていたり、瓦礫になった家々、小さな川や用水に車が浮かんだり沈んだりしている状況でした。現地の方はひたむきに、ただもうひたむきに瓦礫の除去をしていて、重機が入れないエリアでは人海戦術でみなさんが一生懸命瓦礫を除去をしている光景があちこちで見られました。まだ誰もが行ける状況ではありませんが、これから道路が復旧すれば瓦礫の除去など人手のかかること、手伝いはたくさんいると感じました。
(番組パーソナリティーのジョニーさんより)大震災の影響で、本来なら送別会などで賑わう 3 月もあまりお店にお客さんが来なかったと聞きました。被災地のみなさんを思って気が引けるという方も多いと思いますが、私たちは自分たちの経済を活性化させていつでも被災地の方々を支援できるような環境を作っていかなければなりません。 4 月のお祝いをやめようと思っている方がいましたら、お祝いでおいしいお食事や飲み物、お話を楽しんで地域と経済を活性化させて被害が大きかった方へたくさんの支援が届けらると良いですね。
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第125回 3月29日 大和市革新懇
最初にこの場をお借りして、今回の東北関東大震災で被災された皆さまに心からお見舞いを申し上げます。大和市革新懇の理事の身寄りが被災地にいらっしゃることもあり本当に心を痛めております。私たちもせめてもと街頭で義捐金を募る活動をいたしました。一日も早い復興を願っております。
革新懇は「平和」「民主主義」「暮らしを守る」という3つの共同目標の取り組みを通じ、国と地方政治の革新をめざして全国、都道府県、市町村、町内、職場単位でそれぞれ独立して結成されています。この3つの大きな目標は言いかえると「今の世の中を少しでも良くしていこう」とうことであり、このように願っている方の思いを一つにまとめ、いろんな方とご一緒にやっていこうという運動です。全国的には1981年に始まり早いところでは今年30周年を迎えます。大和市革新懇は2002年12月に発足総会を持ち、今年で9年目に入りました。個人会員は65名、業者団体や労働組合などの賛同団体が5団体あります。
活動内容は隔月の定例会でのミニ学習会、毎月9日の憲法9条行動である街頭宣伝、年1回の泊りがけの学習交流バスツアーとライブ&トークがあります。ミニ学習では「もし私が市長になったら」というテーマで大和市政に対する要望や希望、地方政治をどうしていくのかなど市長になったつもりで言い合い、学習交流バスツアーでは昼は歴史博物館を訪ねたり、夜は泊まりですのでゆっくり夜更けまでで論じ合い、おしゃべりを楽しみます。バスツアーはメンバーでなくてもご参加いただけます。ライブ&トークは「平和をねがう市民の集い」と銘打って毎年行っています。ライブと、みなさんの関心のあるような平和や民主主義や暮らしに関わるわかりやすい話をいろいろな方を講師に招いてお話していただいていています。毎月9日の大和駅前のユザワヤ前での街頭宣伝では「全国革新懇ニュース」の1面をチラシにしてみなさんに呼びかけて署名活動を行い、憲法9条をテーマにしたリレートークは飛び入り歓迎しています。
今後はもっと多くの方に私たちの運動を知っていただき、個人・団体として参加していただけるよう魅力的な活動にしていきたいと思っています。個人会員を3桁以上にし、市内で著名な有力な方のお力も貸していただけるようにしつつ、一致する重要課題、例えば厚木基地関係の度重なる事故、この度の原発事故などが想定される原子力空母の問題なども一致してやることで大きな共同行動をしていけるようにしたい。歴史教科書問題も、あるいはTPP問題も考えております。
(メッセージ)
無縁社会と言われたり、あるいはワーキングプアが続いていたり、今回のように安全神話が崩れ、一体この国はこれからどうなっていくのかと、我々の暮らしは一体どうなっていくのかというようなことをお思いの方は本当に多いと思います。ご一緒に語り合い、共通の思いをもとに身近なところから国政、地方政治を改めるべきは改めていこうではありませんか。革新懇はそんなよりどころとなるよう頑張ります。なんらかの行動を力を合わせてやっていきましょうということを申し上げたい、そのことに尽きます。昨年の国連のNPT再検討会議を受けた核兵器廃絶の新国際署名が始まりましたのでこれに力を入れていきます。硬く感じる方もいらっしゃると思いますが、大和市革新懇は「楽しくおおらかに」をモットーにして賛同個人・団体を拘束することもありません。本当に様々な方がいますのでぜひお気軽にご参加ください。
大和市革新懇のメンバーが参加している「憲法九条やまとの会」の5周年講演会のお知らせ
「なくせ貧困 いかせ憲法9条・25条」(PDF) 6月4日(土)
第124回 3月1日 関東学院大学ボランティアサポーター
「関東学院大学ボランティアサポーター」(通称:ボラサポ)は、サークル会員がボランティアをすると共に、他の一般の学生にボランティア情報を提供する団体です。「もっとボランティアをしたい学生がいるのではないか」ということから、 逗子市 社会福祉協議会の協力を得て 2006 年 6 月 24 日に発足しました。サークルのメンバーは大学の「ふれあい祭り」で学科の企画出展から興味を持った人、大学の 4 年間でボランティアをして成長したいと思って入った人、自分がやりたいボランティアを人にも紹介したいと思った人、そしてボランティアに興味があったけれどなかなか行動に移せなかった人など、さまざまな人がさまざまなきっかけで集まっていて、現在 70 名が所属しています。企画係、(情報)収集係、提供係、広報係の 4 つに分かれて、月〜金曜日のお昼休みに 203 教室というところで活動しています。ボランティア情報を求めて訪れる学生には、自分たちの体験を踏まえて「このボランティアにはこういうことがあります」などきめ細かい情報を提供し、コーディネートをします。
お昼休みの活動の他には、 逗子市 の大規模なお祭りで「福祉体験ブース」を毎年出展しています。当日は子どものお客さんが多いので、子どもたちに白内障の方の体験をする眼鏡をつけてもらったり、白杖体験をしてもらったりします。また、 逗子市 社会福祉協議会から特別養護老人施設でのサマースクールの企画を依頼され、子どもたちとお年寄りの方を交えて、大学生の僕たちが講師を務めて手話を教えたり、車椅子の体験をしてもらったり、最後にみんなで手話ソングでミッキーマウスマーチを歌ったり、みなさん笑顔でやってくださってとても達成感がある催し物なのですが、これを毎年行っています。秋には横浜みなとみらいで「ボランティアフェスタ」という、赤十字社、横浜ベイスターズ、川崎フロンターレと各地域の大学が集まって行う大きなイベントがあります。 FM ヨコハマも公開放送を行い、その中の一番のイベントが夏川りみさんの「命のリズム」に合わせて手話を披露するというものです。各大学がそれぞれ練習をしてきていて、当日全員一緒に行うとみなさんに大きく感動してもらえるものに仕上がっていて、いろんな大学とも絆が生まれます。昨年( 2010 年) 12 月の 大和市 民活動センタークリスマス交流会では「ワン・ピース」の子どもたちとクリスマスオーナメントやケーキを作って一緒に遊びました。普段は小さい子と接することがないのでどう接していいのか全くわからなくてとまどったりしました。
最近はボランティアをしたいという学生が以前より少なくなってきています。私たちが実際にボランティアに行き、具体的に楽しかったことなども含めて、その体験を他の学生のみなさんに伝え、ボランティアの良さを知ってもらいたいと思っています。
(メッセージ)
大和市 のみなさん、関東学院大学のみなさん、ぜひボランティアに興味を持っていただきたいと思います。この放送を聞いた方はぜひ気軽に声を掛けてください。
連絡先:大和市民活動センター Tel 046-260-2586
第123回 2月15日 大和市卓球協会
昭和 34 年 5 月、 大和市 体育協会より種目別に専門部から独立して 大和市 卓球協会を発足しました。現在は社会人 120 名、高校生 70 名、中学生 230 名、合計 420 名の会員がいますが、 大和市 は少ない方です。 大和市 卓球協会の下部組織としてレディース連盟部門とラージボール部門があります。市内には駒草クラブ・桜クラブ・渋谷クラブ・カトレア・梅クラブ・どんぐり・桜ヶ丘クラブの 7 つのクラブがあります。
卓球は個人スポーツの感じがありますが、テレビなどでご覧になった方はご存知のように、団体戦ではダブルス、シングル、ダブルスというように戦い、先に 2 つ勝った方がチームとして勝利します。ですからチーム一丸となって応援し、勝った時には喜びを分かち合い、負けたときは「次は頑張ろうね」と励ましあっています。また、良いラリーをしてポイントを取った時には「今のはすごいラリーだったね」と相手チームからも拍手をいただくこともあり、絆が深まるスポーツです。また、小さい子どもを連れての練習や試合は本当に大変ですが、クラブや協会の方が子どもと遊んで相手をしてくださったり、子育ての大先輩がたくさんいますので悩んでいる時に相談に乗ってもらえたりします。
協会では毎月 1 回小学生卓球教室をしています。中学生、高校生になって卓球部に入ったと聞くとすごく嬉しいです。教室では上手にできると「よくできたね」と褒めますので子どもの楽しみな場所になっているというお話も伺ったことがあります。年 1 回の障碍者向け卓球教室で知り合った方も街でお会いすると覚えていて「わ〜っ」と手を上げてくださったり、今年度は千葉の全国大会で 2 位となった方もいて私たちもすごく嬉しかったです。ラージボール卓球は硬球 40mm に対して 44mm のボールを使います。空気抵抗のために硬球より球が遅くなるということで最初は初心者や高齢者向けのスポーツとして発案されたそうですが、技術が進歩して硬球よりずっと早い球を打てる人がいます。 70 〜 80 代の方も参加していい汗を流しています。
今は会員の平均年齢もずいぶん上がってきていますが、年齢層に幅がありますので高齢者の方は生涯スポーツとして怪我なく健康を維持し、勝敗にもこだわりながら長く続けられるような活動をと思っています。協会でも目標や楽しみとなるような企画をしていきたいと考えています。若い会員の方は技術的なものもまだまだ伸びますし、体力も意欲もありますので、競技としての卓球に力を入れて、各種大会の上位を目指して頑張って欲しいです。苦手なことの克服や技術面の向上に役立てばと年 2 回ほどコーチも招いています。
(メッセージ) 卓球は小さいお子さまからお年寄りまで本当に気軽にできるスポーツです。この FM やまとをお聞きになって興味を持たれた方はどしどしお気軽にご参加ください。私たち全員でお待ちしております。
第122回 2月1日 NPO法人ピコピコ
2005 年 5 月から障碍を持っている人、特に外出困難な方など学習する機会がない方たちを応援したいという気持ちでパソコンボランティアの活動を始めました。 2010 年 6 月に NPO 法人化し、 12 月にコミュニティカフェ「うちカフェ まちスク ぴこっと」をオープンしました。メンバーは 17 名います。
障碍のあるなしに関わらず安心して暮らせる地域づくりが必要と考え、次世代の子どもたちのために人づくり、絆づくりなどを含めたまちづくりを目指すステーションとなる施設を設けることで、いろんな立場の市民が無限の力を発揮できるのではないか、みんなで考えて育てていけば地域社会が明るくなっていくのではないか、その架け橋になりたいという思いで「ぴこっと」は生まれました。おうちのようなコミュニティカフェ、街のみんなが育ち合えるスクールにしたいということで「うちカフェ まちスク ぴこっと」としました。マスコットキャラクターは「カンガ(ルー)」と「カエル」で合わせて「考える」…考えることは生きるために必要な力、カエルには「変える(変革)」の意味も込めました。
「ぴこっと」はバリアフリーの施設です。靴を脱いで玄関を入ると右手にキッチン、左手にレンタルボックス、その奥にはお客様が 15 名ほど寛げるようなソファにいろいろなタイプの椅子があり、キッズコーナー、授乳コーナー、車椅子対応のトイレ、教室スペースが 2 つあります。「ぴこっと」はカフェとスクールの 2 つの事業をしています。カフェでは地域の福祉就労支援施設で作っているケーキやクッキーを提供しています。とてもおいしいのでみなさん知らない方が多いのはもったいないです。教室ではパソコンの使い方の講習や発達障害の子たちが「脳機能バランサー」というソフトなどのタッチパソコンを使って学習する体験会、放課後学童スクールを行っています。
今までパソボラとして活動してきた中、一人一人の潜在能力というのは無限大にあるのだなと感じ、その中でも今度雇用した肢体不自由の重度の障害を持っている人が2 人いるんですけれども、今まで学習する機会がなかっただけで、専門的なところを学ぶことによってお仕事に少しでも活かせるスキルが身につくということがわかったんですね。障害はあるけれども、ゆっくりなんですけれどもデータ入力をしたりとか、 HP を更新したりとか、そういった専門的なスキルを学びながら事業の方に関わってもらうスタッフになっています。そしてこれからは就労を支援するような職場というか事業としての活動の中で入れていきたいなと思っています。
(メッセージ)
地域のみんなで温めて、みなさんが居心地のいい場所を作りたいという思いでこのカフェをオープンしました。おすすめのスイーツもありますのでぜひ遊びにいらしていただきたいと思っています。このカフェを一緒に創ってくださる仲間を募集中ですのでぜひみなさんお越しいただきたいなと思います。最後に、来年度 4 月から「発達障害」というキーワードで、特別な支援や配慮が必要とされる子どもたちや家族を応援する市民を増やすプロジェクトを始めます。なので社協だより 2/15 号、広報やまと 3/1 に載りますのでご興味のある方、熱意を持って参加していただける方を募集しておりますのでぜひご覧いただきたいと思っています。
第121回 1月18日 NPO法人科学探検隊
疎開していた 長野県飯田市 の小学校 3 年生の時に理科でベルの組み立てをしました。それがきっかけで疑問や興味が交差し、それ以来トランスやラジオなどを作ることに没頭し、食事をすることよりも好きでした。当時はラジオを 1 台作ると大人の給料 1 か月分くらいでしたから 100 点取ったらこの部品 1 つという風に両親とちゃっかり約束して部品を集めましたが、両親はずいぶん苦労したようでした。大人になって学校週休 2 日制になった時に「それでは小学生は土曜日に何をするのかな?」と思い、私にできる電気や理科の実験などのことを話してあげようかなと思ったのがこの会を作るきっかけで、平成 15 年に NPO 法人科学探検隊を立ち上げました。本部は 大和市 にあり、 札幌市 、 飯田市 、 名古屋市 、 福岡市 とカナダのバンクーバーと韓国のソウルに支部があり、現在会員 40 名です。
活動内容は県や市町村、自治会などから呼ばれて小学生対象の理科教室や工作などをしています。みなさん最初は作るものを目の前にして興味津々で、作っている時は困ったり、隊員に教えられながらやっていくうちに明るい顔になり、作り終わった時には最初のキラキラした目よりもさらに作り上げた感動のようなものをもったいい笑顔になっています。また、理科教師対象の理科教室も行います。今は理科の先生そのものがいなくて家庭科の先生が理科を教えています。先生方も自分たちでなんとか頑張ろうと努力されていることが伝わります。しかし、日本の国自体が理科から離れてしまっているという大変怖い状態です。 大和市 と姉妹都市関係にあるカンミョン市の高校でも理科教室をしましたが、韓国は理科室が化学用、生物用、地球環境用など 3 つあり、また、専門の業者が授業を行ったり、国の施策の大きな違いを実感して驚きました。中国の長春の人は礼儀正しく、素朴で、人を尊敬する態度を小さい時から叩き込まれているという感じがしました。カナダのバンクーバーでは理科の実験などがあまりないようで先生からも「ぜひやっていただきたい」と頼まれ、家族ぐるみで物を作って楽しそうでした。
会の活動理念の 1 番目は「幼児・児童期にインパクトを与えたい」ということです。私自身小学校のベルの工作がきっかけですが、目標がはっきりし、「人生これで行こう」と全エネルギーをかけられたことはとても幸せだったと思います。腰が抜けるほどびっくりしてインパクトがあれば一生頭の中にあるだろうと思います。そのために制作キットなどは全部私たちが考えたものを使います。 2 番目は全力で没頭できる場を小学生に与えること。何もかも忘れて「これが好きよ」とできる場ですね。 3 番目はものづくりの楽しさ、素晴らしさを体得してほしいということ。せっかちにならずに一つ一つ直角、平行、そういう概念をきちんと身につけることは大人になっても役立ちます。
(メッセージ)
子どもは全方位、なんでもできる資質を持っています。親が嫌いなことでもなんでもやらせてあげてください。科学探検隊は専門知識のない方も大丈夫ですので、ぜひ一緒にやっていただける方お声を掛けてください。理科教室もいろいろな話が聞けて面白いのでぜひご参加ください。
第120回 1月4日 NPO訪問介護相談所あてんぽ
高齢者医療施設で働いていた臨床心理士、認知症認定看護師の 2 人が、組織内での動きづらさ、利用者視点に立っていないサービス、スケジュールをこなすことを重視したケアなどに疑問を感じ、同時に在宅介護の重要性を患者さんたちから学んだことから、何か自分たちのスキルや資格を活かしてでできることはないかと在宅介護の訪問相談の団体を 2010 年 7 月に立ち上げました。介護をする中で相談にいらしていただくのは大変なのではないか、また介護の環境を見させていただくことからアドバイスできることもあると思いますので訪問相談の形にしました。
介護の中で見落とされがちなのは心理的なケアや介護の質の部分です。身体的な介護をしていれば OK という形が非常に多いと思いますが、その中で介護する側、される側もどこか心理的なストレスを感じていて、その部分に関するサービスがまだすごく少ないです。介護のこと、家庭のことは話しにくかったり、日本人は相談をどこかの機関にするということが慣れていない部分もあるのではないかと思いますが、誰にも話せなくて追い詰められて虐待をしてしまったり、また、介護される側の鬱状態などもなおざりにされていたりということもあります。
介護ではキーパーソンとなる方が必ずいると思いますが、その人一人にすべての責任が行ってしまうというよくないシステムになることもあります。キーパーソンが自分ひとりで抱えてしまうと燃え尽きてしまうかもしれない、また、本当はもっと参加したいけれどキーパーソンはあの人だから…と引いてしまっていたり、反対に周りの家族が非協力的なこともあります。その場合は家族を含めた上での話し合いと役割分担の作り直しが必要です。きょうだいでどのくらいの配分で介護するかというのは一番難しい問題ではないかと思いますが、ある程度の参加をどこかでしないときょうだい間の関係はすごく難しくなってしまう部分もあります。
一人が抱え込むことが善いことではないし、それぞれの人が参加すべきものであるし、きちんと話し合っていただいて、状況が許せば話し合いに立ち会うという形も在り得るかと思います。義理のきょうだいにもっと手伝ってほしくてもいえない人も非常に多いと思います。そこをはっきりさせて「これをやってほしい」「ここまでをやってほしい」とか、話し合いが苦手な方もすごく多いと思いますが、どういった形で話し合いに持っていくかいろんなアドバイスやアイディアを出しながら一緒に考えていく形を取ります。また、家族の認知症を他のご家族が受け入れていく心理的なプロセスというものがあり、相談によってそういうことを知っていると「今自分がこんな気持ちになっているのはおかしなことではないんだ、今こういう段階なんだ」と自分を見つめることもできます。
(メッセージ)
在宅介護されている方は苦しくても「こんなものはまだ我慢できるんじゃないか」と限界を超えてしまう方も中にはいらっしゃると思いますので、辛い方、疲れを感じている方、一人で悩まないで私たちにぜひご相談ください。